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[選手権予選]伝統校の膳所がプリンスリーグ勢の比叡山撃破!!:滋賀

ゲキサカ / 2014年10月31日 8時39分

 「FW矢島卓郎(現横浜FM)のいた年など、いつも3、4年に一度、良い選手が入り、手応えのある年がある」と山本監督が話す膳所の最近のピークは昨年。新人戦、総体予選でベスト4に入る期待通りの結果を残したが、国公立大学に多数の現役合格者を出す県内屈指の進学校であるため夏で3年生の多くが引退し、選手権予選は3回戦で姿を消した。サイクル通り、谷間の世代である今年は総体予選の2回戦で敗退。だが、この事が「あんなに早く負けるとは思っていなかった。凄く後悔している人が多くて、悔いを残すくらいなら、最後までサッカーをしようと3年生で話合った」(村上)と例年とは違い、9人もの3年生が選手権予選まで残る要因となった。

「サッカーを辞めてもずっと勉強が出来るわけではないし、気持ちが大事かなと思った。サッカーも受験も頑張ってどっちも成功させてやるぞ!と皆で話している」。そう口にする村上は朝7時には学校に着き、授業前に受験勉強を実施。放課後は練習を終えると、塾でまた2時間強の勉強を行い、家に帰ってからも再び机に向かっている。ハードな日々が続くが、彼らにとってはサッカーが格好の息抜きだという。

 手厳しい言葉を並べてきた山本監督だが、去り際に「この1勝は凄く大きい。アドレナリンが出ているのを期待している。高校生はひとつ勝つと波に乗る事もあるので、これで燃え尽きずに次も良い方向に出てこれば」と次戦以降に期待を寄せた。この1勝が、受験にサッカーにと忙しい冬の幕開けとなるか注目だ。

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
【特設】高校選手権2014

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