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後半45分の劇的逆転弾で残留争いの清水が4位・川崎Fを撃破

ゲキサカ / 2014年11月2日 19時42分

後半45分の劇的逆転弾で残留争いの清水が4位・川崎Fを撃破

[11.2 J1第31節 川崎F 2-3 清水 等々力]

 J1は2日、第31節を各地で行い、等々力陸上競技場では4位の川崎フロンターレと16位の清水エスパルスが対戦した。川崎Fに2度のリードを許した清水だが、2度追いつくと、後半45分に速攻から決勝点を奪い、3-2で逆転勝利。勝ち点3を上積みしている。一方、敗れた川崎Fは、明日に試合を控える首位・浦和との勝ち点差が7のままとなった。

 前節、甲府に手痛い逆転負けを喫した川崎Fは、MF中村憲剛が3試合ぶりに先発に復帰。大きくメンバーの変わった最終ラインでは、DF小宮山尊信とDF井川祐輔が4試合ぶりに先発。また、DF福森晃斗が3節の大宮戦以来となる先発出場を果たした。一方、前節・広島に敗れて降格圏にいる清水は、2選手を変更。14節の神戸戦以来、16試合ぶりにMF竹内涼がスタメン入り。また、前節途中出場からチーム唯一のゴールを決めたMF高木俊幸も先発に名を連ねた。

 立ち上がりはアウェーの清水が押し気味に試合を進めるが、10分に竹内の縦パスを受けたFWノヴァコヴィッチのシュートは大きく枠外に外れる。川崎Fも前半12分、中村のシュート性のボールを最終ラインと並んだ位置で受けたFW大久保嘉人がゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定されて得点は認められなかった。

 ここから少しずつ流れをつかんだ川崎Fは、前半17分にも福森からのパスを受けた中村が、PA外で竹内に倒されてFKを得る。このFKは壁に跳ね返されたが、ここから得たCKを福森がヘッドでゴールに叩きこみ、川崎Fが1点をリードした。

 勝ち点を落とせない清水も前半22分、後方からのロングボールを受けたノヴァコヴィッチが抜け出そうとしたところを、PA外で倒されてFKを獲得する。しかし、大前のシュートは壁に当たり、得点にはつなげられない。同32分には左サイドから高木が入れたクロスに大前が飛び込んだが、これも合わなかった。

 川崎Fも前半35分、中盤で細かくボールをつなぎ、大久保の縦パスを左サイドのスペースで受けたレナトが、PA内で縦に仕掛けて折り返す。ニアポスト前に大久保が詰めたが、清水GK櫛引政敏に抑えられた。

 前半40分、清水が同点ゴールを決める。右サイドでスローインを得ると、相手と体を入れ替わるように縦に抜けた竹内の折り返しを、MF六平光成が豪快に決めて、1-1に追い付く。しかし、清水はこのまま前半を終えられない。45分、右サイドを抜けた小宮山の折り返しをFW小林悠がスルー。ボールを受けた中村が、前方に走り出した小林にパス。これを受けた小林が、左足でゴールネットを揺らして再び川崎Fがリードする。このゴールで川崎Fが2-1とリードして前半を折り返した。

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