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世界最高峰スペインフットサルリーグで指揮を執る日本人監督 鈴木隆二(後編)

ゲキサカ / 2014年11月14日 9時37分

 この2年間、日本に帰国するたびに、全国各地でクリニックを行っている鈴木も、団体ボール競技に共通するメソッドを見出しつつあるという。トップチームの指揮を任された今シーズンは、指導者として結果が求められると同時に、自身のメソッドが正しいかどうか、試される場にもなる。

「かなり厳しい挑戦だということは分かっています。でも、今までの自分を振り返っても、基本的にキャパシティーオーバーでやってきて今がある。これくらいだったらできるだろうということで目標を設定しているのではなくて、キャパオーバーで、できない可能性の方があるなってところでずっとやってきました。自分の中ではキャパオーバーというところで、挑戦を続けることが大事なんじゃないかなと思うんです。新シーズン、トップチームの監督と下部組織の総監督を務めるというのは、キャパオーバーしているなと思うんですけど、そういう話が来た以上はやるぞと覚悟を持ってやろうと思います」

 選手としてのキャリアにピリオドを打ち、新たなステージで挑戦を始めた鈴木の下には、さらに大きなオファーが舞い込んだ。それは、フットサルカタルーニャ州選抜からの依頼で、同州選抜チームのインファンティル(12~13歳)の第2監督就任の打診だった。鈴木は、このオファーを受け、現在はマルトレイのトップチームの指揮を執りながら、マルトレイのアカデミーの総監督、さらに州選抜の選手選考のためにカタルーニャ州内を奔走している。

(プロフィール)
鈴木隆二
すずき・りゅうじ
1979年、八王子市生れ。小4より、読売サッカークラブユースS所属。中1より日産FCジュニアユース所属。16歳でブラジルBOTAFOGO FC(サンパウロ)ジュベニールに所属。2000年大検合格を経て駒澤大学サッカー部所属。駒澤大学卒業後フットサルをはじめ、2005年日本代表に選出される。インターコンチネンタルカップ(スペイン)、AFCフットサル選手権ベトナム大会準優勝、AFCフットサル選手権マカオ大会出場。2006年より府中アスレティックFCに所属し、2007年全日本選手権準優勝。その後、A.S.D ROMA(イタリア)、名古屋オーシャンズ(日本)を経て、スペイン2部のレオン、ハエン、マルトレイの3チームと契約。2012年マルトレイは1部昇格を決める。マルトレイで選手を続けながら育成年代のアレビン(11歳~12歳)のチーム監督。2012-2013シーズン2部リーグ優勝、1部昇格を果たす。2013-2014シーズンは1部リーグ2位、Division de Honorに昇格(アレビンカテゴリーの最高峰リーグ)。2013-2014シーズンで現役選手を引退し、2014-2015シーズンからフットサルスペインリーグ2部Bリーグ所属のマルトレイのトップチーム監督に就任、育成年代のアレビンAチーム監督兼コーディネーターを兼任し、フットサルカタルーニャ州選抜インファンティル第2監督も務める。その経験を日本のフットサル、サッカーに還元すべく、バルセロナではスペイン在住の日本人サッカー関係者にカタルーニャ・フットサル協会会長カジェ氏(Jose Miguel Calle)と共に「サッカーのためのフットサル講習会」を企画主催し、すでに3回開催。日本でも指導者講習会や育成年代向けフットサルクリニックを各地で開催。また、スペインサッカー協会フットサル指導者資格レベル1・2を取得する。

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