3冠目指すG大阪がまず1冠! 逆転で広島を破り7年ぶり2度目のナビスコ杯制覇
ゲキサカ / 2014年11月8日 15時46分
[11.8 ナビスコ杯決勝 広島2-3G大阪 埼玉]
ナビスコ杯は8日、埼玉スタジアム2002で決勝戦を行い、サンフレッチェ広島とガンバ大阪が対戦した。今季4度目の対戦となった両チーム。これまでは2勝1分とG大阪が優勢だったが、一発勝負の決勝戦ではFW佐藤寿人の2ゴールで広島がリードする。しかし、G大阪もFWパトリックの2ゴールで追いつくと、途中出場のMF大森晃太郎が逆転ゴールを決める。このまま3-2で試合は終了し、G大阪が07年大会以来2度目のナビスコ杯優勝に輝いた。
広島は3-4-2-1の布陣。最終ラインではDF水本裕貴が今大会初出場。中盤の底にはMF青山敏弘とMF柴崎晃誠が並び、右SHにMF柏好文、左SHにMF山岸智、2シャドーはMF石原直樹とMF高萩洋次郎、1トップに佐藤が入った。一方のG大阪は天皇杯の広島戦(3-1)と同じ4-3-1-2の布陣。中盤の底にMF明神智和が入り、トップ下にMF遠藤保仁が入っている。その試合で2ゴールを挙げたFW佐藤晃大をベンチスタートにし、今大会のニューヒーロー賞に輝いたFW宇佐美貴史がFWパトリックと2トップを組んでいる。
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序盤にシュートチャンスをつくったのは、広島だった。前半3分、佐藤がドリブルでボールを運び、PA内に侵入する。DFに囲まれて、つぶされたこぼれ球を石原がシュートしたが、左に外れて行った。10分あたりからはG大阪もボールを保持するが、帰陣の早い広島をなかなか崩せない。
前半19分には、再び広島がG大阪陣内にボールを運び、高萩の縦パスを石原がトラップ。浮いたボールがDF岩下敬輔の手に当たったと判定され、広島にPKが与えられる。これを佐藤が決めて、ナビスコ杯通算27得点目を挙げて歴代得点ランキングの単独首位に立ち、チームに先制点をもたらした。
広島の堅守に苦しむG大阪も、27分にMF阿部浩之が遠藤とのワンツーからチャンスを得たが、シュートはミートしきれずに、GK林卓人に抑えられた。同33分にも宇佐美とパトリックの2トップのパス交換に阿部が絡んでシュートしたが、DFにブロックされたボールはわずかに枠を逸れた。
決定機を生かせなかったG大阪に対し、広島が追い打ちをかける。左サイドからゴール前に入ったボールを岩下がクリアーミス。これを拾った石原のシュートは、岩下にブロックされて右ポストを叩いたが、こぼれ球を佐藤がゴールに押し込み、リードを2点に広げた。
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