[選手権予選]身に着いてきた“らしさ”、香川西が1-0勝利で9連覇達成:香川
ゲキサカ / 2014年11月9日 7時17分
[11.8 全国高校選手権香川県予選決勝 高松北高 0-1 香川西高 丸亀競技場]
第93回全国高校サッカー選手権香川県予選決勝が8日、県立丸亀競技場で行われ、香川西高が高松北高に1-0で勝利し、9年連続10回目の全国大会出場を決めた。
「相手がどうこうよりも、うちが50点の試合をしてしまった結果」。大浦恭敬監督は試合内容に不満を示していたが、要所で香川西らしさを発揮し、“定位置”である香川代表の座を掴んだ。
前半、主導権を握ったのは香川西。自陣から素早く攻撃陣にロングボールを入れ、速さのあるMF田代公彦、秋山和大を活かした突破から押し込んだが、「カウンターのチームを作っているので、相手に引かれて、スペースが無くなるとボールを失ってしまう」(大浦監督)と守備を固めた高松北に苦しんだ。13分には右CK付近でFKを奪い、秋山が直接狙うも枠の上。24分には左からのFKで相手GKのファンブルを誘い、こぼれ球をFW藤岡航世が狙ったがこれも枠を捕える事が出来ない。しかし、このまま前半が終わるかと思われた39分に、藤岡の左CKを秋山が頭で押し込み先制点を手にした。
「弱いチームが勝つための常套手段。セットプレーは毎年、譲れない部分」(大浦監督)、「9月中旬から朝練で鍛えてきた」(藤岡)と自信を見せるセットプレーで試合を動かした香川西は、後半開始直後の1分にも右サイドを抜けた田代からのグラウンダーのクロスがゴール前に抜け、PAでフリーとなったFW蓮井翔の足下へ。GKとの1対1から上手く右隅を狙ったが、懸命に戻った高松北の守備陣に掻き出されてしまう。ここまではチーム全体で走り勝ち、セカンドボールを上手く拾って主導権を握っていた香川西だが、時間の経過と共に運動量が低下し、1点を返すべく猛攻に出た高松北の勢いに飲まれてしまう。
31分には中盤左でルーズボールを拾った高松北のDF児島健介が素早くPA右へとスルーパスを展開。途中出場のFW湯浅晃佑にフリーでシュートを許したが、GK樫根成生人が「持ち味はシュートストップなので止める自信があった。狙い通り」とタイミングよく封じこみピンチを回避した。39分にも中盤での競り合ったこぼれ球をDF大川原琢央が拾い、素早く前線に展開。このボールを前線で受けた湯浅が抜け出し、シュートしたが枠を捕える事ができず。意地で食らいついた高松北を振り切った香川西が勝利し、9連覇を達成した。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「まず守備から」の尚志が市立船橋を4-1撃破。“好循環”の連勝で地元開催のインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月6日 22時59分
-
「隙を突いて、隙を与えない」。長崎総科大附が長崎準決勝を4-0で突破し、宿敵とのリベンジマッチへ
ゲキサカ / 2024年6月28日 11時56分
-
個人、チームで再現性を出した崩し。三重がタフな四中工をPK戦で下して「一歩前進」の三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 19時24分
-
2年前に選手権経験し、基準、目標が向上。先発2年生8人の津工が優勝した新人戦に続き、インハイ予選でも三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 8時29分
-
関東大会予選準優勝とインターハイ予選ベスト4。指揮官も驚くこの2か月の圧倒的成長。2024年の日大豊山が突入しつつある新章のストーリー
ゲキサカ / 2024年6月18日 19時40分
ランキング
-
1オリ・中嶋監督「現時点で1番弱いんじゃないですかね」 ここ6戦で零敗4度「どれだけ必死にやって…」
スポニチアネックス / 2024年7月17日 21時29分
-
2北勝富士が初白星 朝乃山の負傷を土俵下で目の当たりにし「僕も膝をケガをしている身として鳥肌が立った」
スポーツ報知 / 2024年7月17日 20時50分
-
3「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
4「いつもなんですよ」楽天・今江監督の疑問から日程を確認すると…西武戦なぜ週末ばかり?
スポニチアネックス / 2024年7月18日 8時2分
-
5「あの格好で自宅から来たのか?」 大相撲中継、行司の背後に見え隠れする“謎の男性”が話題
THE ANSWER / 2024年7月17日 19時33分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください