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[選手権予選]2年生CBコンビ中心に守り抜いた矢板中央、宇都宮白楊下して決勝進出:栃木

ゲキサカ / 2014年11月10日 23時36分

[選手権予選]2年生CBコンビ中心に守り抜いた矢板中央、宇都宮白楊下して決勝進出:栃木

[11.8 全国高校選手権栃木県予選準決勝 矢板中央高 1-0 宇都宮白楊高 栃木グ]

 第93回全国高校サッカー選手権栃木県予選準決勝が8日、栃木県グリーンスタジアムで行われた。今年の全国高校総体でベスト16に勝ち進んだ昨年度の代表校・矢板中央高は宇都宮白楊高の堅守に苦しんだが、終盤のセットプレーで決勝点を奪い、決勝進出を決めた。

「5バックで来ていたので、相手の両SBのスペースを使う事ができなかった。相手の作戦がかなり効いていた」と高橋健二監督が語ったように、矢板中央は宇都宮白楊の守備を固めた布陣に苦戦をする。矢板中央は序盤から中盤の底に位置するMF今泉航希(3年)、MF新井滉希(3年)を起点に、MF新藤瑠偉(3年)、MF古家秀太(2年)の両サイドアタッカーへと展開し、相手ゴールをうかがった。前半9分には、DF木村将輝(3年)の右FKからFW関岡亮太主将(3年)が頭で合わせるも、DFのブロックに阻まれた。 
 
 その後も、矢板中央は試合の主導権を握り、攻撃を仕掛けたが、CB茅原航平(3年)を中心に5バックで守りを固めてきた宇都宮白楊にスペースを消され、決定的なチャンスを作れない。19分に新藤の左クロスから関岡、20分にも古家のクロスをFW石川工(3年)が頭でゴールを狙いにいったが、サイドからの単調な攻撃では相手を崩すことができなかった。

 ここまでテンポよくボールを繋いでいた矢板中央だが、前半20分を過ぎると、中盤でボールを失うシーンが目立つようになる。すると、26分には味方が相手との接触で倒れ、一瞬足が止まった隙を宇都宮白楊のFW飯田龍翼(3年)にゴール前へと抜け出され、GK櫻井武史(3年)がかわされてシュートを放たれた。ボールは無人のゴールへと転がっていったが、CB川上優樹(2年)がゴールライン上でクリア。「あれが勝利を収めたひとつの鍵でしたね」と指揮官も賞賛するプレーでことなきを得た。その後も、試合の主導権を握りながら得点を奪えなかったが、FW小林郁也(3年)、飯田を中心に仕掛ける宇都宮白楊のカウンターをCB星キョーワァン(2年)、川上の2年生コンビがしっかり跳ね返し、前半を0-0のまま終える。

 後半に入っても、試合の主導権を矢板中央が握る。10分には関岡がPA内でドリブル突破を仕掛けると、途中出場のFW澤野祐輝(1年)がこぼれた球を拾い左足でシュートを放つ。だが、惜しくもGKに防がれ、得点とはならない。一方の宇都宮白楊もカウンターで応戦。15分に迎えた決定機はMF大谷圭佑(3年)が決め切れず枠を外してしまう。ここから互いにチャンスを作るものの、ゴールを陥れるまでには至らない。時間だけが経過し、延長戦にもつれる雰囲気が会場に漂い始めた。

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