[選手権予選]「この大会はチャレンジャー」全国総体8強の海星、悲願の舞台へあと1勝:長崎
ゲキサカ / 2014年11月11日 17時1分
[11.9 全国高校選手権長崎県予選準決勝 鎮西学院高 0-1 海星高 百花台公園サッカー場]
第93回全国高校サッカー選手権長崎県予選は9日、雲仙市の長崎県立百花台公園サッカー場で準決勝を行い、今夏の全国高校総体8強の海星高と昨年度の選手権予選準優勝校・鎮西学院高との一戦は、海星が1-0で勝った。海星は16日の決勝で長崎総合科学大附高と対戦する。
海星が苦しみながらも決勝進出を決めた。海星は全国総体3回戦の仙台育英高戦で4得点をたたき出しているエースFW平野皓巴(3年)が初戦で負った足首負傷の影響によって、前日の準々決勝に続いてベンチスタート。その影響もあったか、前半はサイドまでボールを運んでからMF森岡惇(3年)の突破や連動した崩しを試み、17分にはドリブルで中央突破したMF永峯慎也(1年)の左足シュートがゴールを捉えるなど攻めたものの、鎮西学院の守りを破ることができない。
対する鎮西学院は1、2年生が先発に8人も名を連ねる陣容。MF山口太輔(3年)の左足による大きな展開などサイドチェンジを交えた攻撃で対抗した。25分にはCB高水誠也(2年)がワンツーからPA近くまで割って入って右足を振り抜き、40分には左サイドから中央へ切れ込んだFW宇多田章公哉(2年)の右足シュートがゴールを捉える。そしてアディショナルタイム突入後の41分には抜け出したMF小金丸幹仁主将(3年)がビッグチャンスを迎える。ただシュートはGK宇野孝良(3年)に阻まれて先制ゴールとはならない。
その直後、前半のラストプレーに先制点が生まれた。海星は濱口徳彦監督の采配が的中。後半開始を待たず、前半アディショナルタイム突入直前に投入していたMF相川拓矢(3年)が先制点を決めた。森岡の左FKを「昨日はスタートだったんですけど、きょうはスタートじゃなかった。入ったら決めてやろうと思っていた。ニアにスペースがあったので。(決勝点は)嬉しかったです」という相川がニアサイドで頭で合わせて1-0。濱口監督が「交代に特別、意図はないんですけどね。あれは良かったですね。いい時間帯でしたね」と語ったゴールで海星がリードして前半を折り返した。
後半、反撃したい鎮西学院は9分に181cmFW峯佑太郎(3年)を投入。前線でポイントとなった峯を起点とした攻撃やセットプレーに活路を見出そうとする鎮西学院だったが、中盤で存在感を放ったMF寺井夢也主将やCB末永迅、CB塩塚一輝(全て3年)を中心とした海星守備陣を攻略することができない。濱口監督も「守備が良かった。常に守備から、守備からと言っているので、きょうは比較的に安定していた。きのう(島原商高戦)は危ない場面がいっぱいあったんですけどね(苦笑)」と評した守りでリードを守った海星は、14分に投入された平野が特に終盤、そのスピードと突破力で相手の脅威に。2点目を奪うことはできなかったものの、31分に右サイドを突破してシュートを放ち、39分にはスピードでDFを振り切って決定的な右足シュートを放つなど、スペースでボールを引き出してはシュートにつなげていた。鎮西学院はGK黒澤翔太(3年)の好守などで1点差のまま食い下がったものの、最後まで1点を奪うことができず。海星が決勝進出を決めた。
-
-
- 1
- 2
-
この記事に関連するニュース
-
[NBC in 堺ユースフェス]プリンス北信越1部首位の新潟明訓が大阪学院とドローで決勝T進出。“叩き上げ世代“は今夏、さらに変わる
ゲキサカ / 2024年7月22日 9時46分
-
NBCin堺ユースフェスが開幕。3バック挑戦の東海大福岡が大阪桐蔭を2-0撃破!
ゲキサカ / 2024年7月21日 3時30分
-
「隙を突いて、隙を与えない」。長崎総科大附が長崎準決勝を4-0で突破し、宿敵とのリベンジマッチへ
ゲキサカ / 2024年6月28日 11時56分
-
2年前に選手権経験し、基準、目標が向上。先発2年生8人の津工が優勝した新人戦に続き、インハイ予選でも三重決勝進出
ゲキサカ / 2024年6月26日 8時29分
-
5発でプリンス関東2部無敗首位をキープ。山梨学院は隙をなくし、プレミア勢とも互角に戦えるチームへ
ゲキサカ / 2024年6月23日 6時9分
ランキング
-
1ハム清宮が2打席連続アーチ 衝撃の4安打に新庄監督は拍手…止まらぬ打棒に敵地騒然
Full-Count / 2024年7月21日 20時9分
-
2《江川卓、1984年オールスター8連続三振》40年目の真実「あの日は肩が痛くなかった」、バッテリーを組んだ中尾が明かす「パスボールしろよ」発言
NEWSポストセブン / 2024年7月22日 11時13分
-
3【F1】角田裕毅は〝奇策〟1ストップ作戦で9位入賞!レッドブル緊急昇格へ猛アピール
東スポWEB / 2024年7月21日 23時51分
-
4ストレッチャーで運ばれ途中退場したバレー日本代表の高橋健太郎 パリ五輪まで約1週間ケガの状態を明かす
日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 10時41分
-
5大谷翔平の144m弾より「広告に目いったわ」 日本企業の“宣伝効果”が「えげつない」
Full-Count / 2024年7月22日 10時28分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)