[選手権予選]鹿実撃破で18年ぶり4強!野心持った挑戦者・樟南が“ジャイアントキリング”!:鹿児島

ゲキサカ / 2014年11月13日 18時10分

[選手権予選]鹿実撃破で18年ぶり4強!野心持った挑戦者・樟南が“ジャイアントキリング”!:鹿児島

[11.12 全国高校選手権鹿児島県予選準々決勝 鹿児島実高 1-1(PK5-6)樟南高 鹿児島県サッカー・ラグビー場A]

 第93回全国高校サッカー選手権鹿児島県予選は12日、準々決勝を行った。今夏の全国高校総体8強で第1シードの鹿児島実高と樟南高との一戦は、1-1で突入したPK戦の末、樟南が6-5で勝ち、96年度以来18年ぶりの準決勝進出を決めた。

「本当に良くやりました。『良くやりました』しか、ないですね。スーパーっすよ。(試合を終えて少し時間が経過した)今でも信じられないです。今までで一番良かったです。ヤンチャなヤツが多いんですけど、良くここで出してくれましたよ!」。全国大会優勝2回の名門撃破を果たした樟南の杉本勇樹監督は、選手たちを何度も何度も讃えていた。帝京高(東京)CBとして全国高校総体準優勝も経験している指揮官は「夏休み一週間、種子島へ行って、300㎞近く走ったと思うんですけど。種子島合宿は体力上げるのはもちろんなんですけど、精神面を鍛えたくて長い距離を走らせたりしました」。徹底的に鍛えられたその精神力は鹿児島実の猛攻にさらされても、PK戦の重圧が圧し掛かった場面でも揺るがなかった。

 加えて彼らには“ジャイアントキリング”を成し遂げるための、野心もあった。ビッグセーブでチームを救ったGK藤滉介(3年)は「行けるというのはありました。(鹿児島実は)強いとは思いましたけれど、自分らと同じ年代だし、同じ人間なんでできない訳ない。『自分らが優勝する』っていう勢いで。ここも通過点なんで、負ける気がしなかったですね」と語り、主将のCB下堂龍聖(3年)は「勝つしかなかったんで。最初から負ける気で行ったら絶対に負けるんで、それがつながったと思います。気持ちでは絶対に負けない。みんなも負ける気はしなかったと思います」と言い切る。鹿児島実のパワーある攻撃を必死に跳ね返した下堂やCB伊藤大河(2年)らの奮闘、今大会6試合で2失点だった堅守も勝利の大きな要因。そして樟南はその強い精神力と大きな野心で大番狂わせをしてのけた。

 試合を通して主導権を握っていたのは鹿児島実だった。注目の191cmFW前田翔吾(3年)の高さや中盤の底に位置するMF井上黎生人(3年)の1タッチの配球などを活かして攻める鹿児島実は、前半13分には左サイドを切り崩したMF福島立也(3年)の折り返しからMF大迫柊斗(3年)が決定的なシュート。16分には前線のFW木村涼(3年)が胸で落としたボールをMF田畑風馬(3年)が左足で狙う。19分には左SB和田鉄男(2年)のオーバーラップから福島が放った左足シュートがポストをかすめ、26分にもコンビネーションで左サイドを切り崩して大迫が抜け出すなど多彩な攻撃を繰り出した。

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