[選手権予選]意図を持った攻撃特長の佐賀東、2連覇達成:佐賀
ゲキサカ / 2014年11月15日 22時57分
[11.15 全国高校選手権佐賀県予選決勝 佐賀東高 2-0 佐賀学園高 BAスタ]
第93回全国高校サッカー選手権佐賀県予選決勝が15日、ベストアメニティスタジアムで行われた。2年連続の出場を目指す佐賀東高は新人戦王者・佐賀学園高を2-0で下し、全国への切符を手に入れた。
「試合前から相手の2トップを警戒していたのですが、最初は攻め込まれました」とCB峰泰斗主将(3年)が振り返ったように、スピードに長けたFW麻生勇人(3年)とMF三宮捷(2年)を軸に攻撃を仕掛けてきた佐賀学園を前に、佐賀東は試合序盤の主導権を掴めない。前半5分には、三宮にドリブルで切り込まれシュートを放たれたが、GK中園啓希(3年)が正面でキャッチし、ことなきを得た。しかし、これで危険を察知した佐賀東守備陣は「開始5分で2トップが危ないというのは分かったので、2人をどう止めるかをみんなで考え、囲んで奪うようにしました」という峰の言葉通りに、その後は修正。危ないシーンを作らせる場面は少なくなった。
これで守備を安定させた佐賀東は、ボランチのMF野口雄平(3年)が最終ラインまで下がり、峰とCB西原悠晟(2年)のCBコンビとともにボールを後ろから丁寧に繋いでいく。13分にはFW川内真一(3年)の右CKを右SB田中優斗(3年)が合わせるなど、徐々に相手ゴールへと迫っていく回数が増加。すると17分、右サイドを突破した田中優がゴール前へ折り返すと、これをMF新村健太(3年)と競り合った佐賀学園GK矢野聖夏(3年)がファンブル。このこぼれ球をボランチのMF井上達貴(2年)が押し込み、佐賀東が先制点を奪った。
これで試合の流れを掴んだ佐賀東は、追加点を奪うべく攻勢を強める。39分にはMF馬見塚祐太(2年)が左サイドから持ち込んでシュート放ち、40分にも川内が決定的なヘディングシュートを放った。
後半に入っても、試合を優位に進めていく佐賀東であったが、佐賀学園GK矢野の好セーブを前に追加点を奪えない。2分には馬見塚のシュートからのこぼれ球を井上、5分にも左サイドを突破したFW田中翔(2年)から途中出場のMF小川幸希(2年)がシュートを放ったが、いずれもGK矢野の好セーブに阻まれた。
攻め込みながら、得点を奪えずにいた佐賀東であったが、18分に「決勝戦とかはセットプレーも大事。そのトレーニングもやってきていましたし、そこから点を取ろうと話していたので、取れて良かったなと思います」と佐賀東・蒲原晶昭監督が振り返ったように、川内の右FKから途中出場のFW中原貴志(3年)が頭で合わせ、欲しかった追加点を良い時間帯に決めてみせた。
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