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[選手権予選]静岡学園が速攻スタイルで藤枝東を撃破、4年ぶり全国へ

ゲキサカ / 2014年11月16日 6時1分

 対する藤枝東は、速攻で逆襲を狙ったが、静岡学園の速いプレッシングに追いやられて苦しんだ。MF新村瑚が最終ラインに組み込まれる5バック気味の布陣で対抗しながら、ボランチの大場淳矢、右MF大石元気を経由した速攻でエースFW小谷春日までボールをつなげたいところだが、良い形を作れなかった。ハイサイドまでは持ち込むが、寄せの早い相手をかわせず、オーバーラップも機能しなかった。前半30分にFKからクロスを送ったのが前半唯一の好機だったが、MF大石元気が頭で合わせたシュートは、ゴールの枠を捉えられなかった。ハーフタイムで大石元に代えて栗原健を投入して流れを変えに行った。後半15分過ぎにはインターセプトに成功した小谷の縦パスをFW山田盛央が2人に囲まれながら反転でキープ。バックパスが通ればシュートチャンスだったが、静岡学園はDF加佐怜人が追いついて難を逃れた。

 速攻の応酬となった試合は、時間が経つにつれてよりオープンな展開となっていった。藤枝東は後半30分にMF藤原賢史を下げて長身FW松田優也を投入。すると、静岡学園も前線に負傷明けのFW名古新太郎を投入して対抗。後半31分には藤枝東の大場が直接FKで見せ場を作り、後半36分には静岡学園が名古の単独突破でシュートへ持ち込む場面を作ったが、どちらもゴールはならなかった。そして終盤、藤枝東には大きなチャンスがあったが、実らなかった。ゴール前に送ったクロスボールを松田がヘディングすると、山田らが競り合ってゴール前で混戦。ゴールライン際で宙に浮いたボールを松田が相手GKと競り、こぼれ球を押し込んだが、GKと競った際にファウルの判定となり、ゴールは認められなかった。藤枝東は、これが最後のチャンスだった。試合は1-0で静岡学園が勝利。1万2125人の観衆が見守った名門対決を制した。

 第93回全国高校サッカー選手権大会は、16日に出場48校が出そろい、17日に組み合わせ抽選会が行われる。例年、開幕戦と準決勝、決勝が国立競技場で行われてきたが、2020年東京五輪に向けた改修が行われているため、今季の開幕戦は駒沢陸上競技場、準決勝と決勝は埼玉スタジアム2002で開催される。技術力のある選手を多く輩出して「サッカー王国」と呼ばれた静岡だが、静岡学園が鹿児島実高と両校優勝を果たした1995年度の第74回大会の後は全国優勝がない。静岡学園の主将を務めるDF石渡旭は「目標は日本一。ここで喜ばずに目指していきたい」と新たな歴史を刻む挑戦にかける思いを語った。

(取材・文 平野貴也)組み合わせ抽選会は11月17日!!
”蹴都移転”注目の抽選会を今年も日テレG+では、生中継で放送。
高校サッカーの新たな歴史に名を刻むのは、どの高校か!?戦いは既に始まっている。
※↑別サイトへ移動します
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【特設】高校選手権2014
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2014

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