[選手権予選]残り1分の同点弾!PK戦制した初芝橋本が、苦しみながらも和歌山3冠達成!
ゲキサカ / 2014年11月17日 6時25分
[11.16 全国高校選手権和歌山県予選決勝 初芝橋本高 1-1(PK5-4)近大和歌山高 紀三井寺]
第93回全国高校サッカー選手権和歌山県予選の決勝が16日、紀三井寺公園陸上競技場で行われ、連覇を狙う初芝橋本高と5年ぶりの選手権を目指した近大和歌山高が対戦した。80分間で勝敗がつかずPK戦までもつれたが、PK戦を5-4で制した初芝橋本が2年連続13回目の選手権出場を決めた。
「喜んでええのかな?(笑)」。試合後、取材陣に喜びの声を訪ねられた阪中義博監督はとぼけながら、そう返した。冗談半分、本音半分。新人戦、全国高校総体予選に続く県3冠は決して楽なモノではなかった。
開始から初芝橋本が主導権を握るも、DF{{大野聖人}9を中心に粘り強い守備を見せた近大和歌山を崩し切ることができず。逆にボールを失ってからは、MF東山亮介を起点に素早く前線のスペースに展開し、速さのあるFW西垣内佑亮、MF南垣内萌生の飛び出しからチャンスを伺う近大和歌山の攻撃に手を焼いた。15分には中盤でルーズボールを拾った東山が縦にスルーパスを展開すると、MF笹野皓太がこれに反応。PA右で受けた所を初芝橋本GK立川小太郎が倒してしまい、PKを与えると、南垣内が落ち着いて決めて近大和歌山が先制した。
反撃に出たい初芝橋本だったが、「うちは前に行ってナンボやのに、まったく行こうとしなかった」(阪中監督)と攻撃のギアが入らず。それでも末吉塁、柳原慶斗が個の力で相手陣内へ押し込んだが、28分に狙った柳原のシュートがクロスバーに阻まれるなど得点することができなかった。
1点を追いかける形となった後半は、渡辺淳揮を中心に後方から左右を広く使ったボール回しで近大和歌山のスペースを作ると、前線へ縦パスを展開。フリーでボールを引き出した末吉やMF山本遼人のドリブル突破から決定機を作りだした。後半16分には自陣左で相手を喰い付かせると渡辺が一気にPA右へロングボールを展開。PA右外のMF川中健太にボールが入ると、ダイレクトでゴール前にパス。走り込んだ柳原がシュートを狙ったが、枠を捕えることができなかった。
その後も相手を押し込みながらも、「”いつか入るやろな、いつか入るやろな”という感じで時間だけが過ぎてしまった」(阪中監督)と追いつくことができない。反対にショートカウンターでピンチを生み、34分には南垣内に中央突破から途中出場のMF吉村和真にフリーでシュートを打たれたが、DF西岡伸の懸命なカバーで難を逃れた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
選手権3位の堀越は関東大会に届かず。0-1の敗戦を変わるきっかけに:東京
ゲキサカ / 2024年5月2日 16時9分
-
[関西U-16 ~Groeien~]2G1Aの活躍も目指すのは「もっと上」。滝川二MF北村勇貴「練習からもっと意識を高めていきたい」
ゲキサカ / 2024年4月30日 10時43分
-
[関西U-16 ~Groeien~]味方から頼られる選手に。大阪桐蔭はFW山本隼正が強さを発揮し、ターンからの一撃で先制点
ゲキサカ / 2024年4月28日 8時44分
-
国立へと続く千里の道も一歩から。全国4強を経験した2024年の堀越は「応援されるような魅力あるチーム」を目指す!
ゲキサカ / 2024年4月22日 19時22分
-
“雑草”青森山田が自信に繋がる1勝!プレミアEAST開幕戦で市立船橋に2-0勝利!
ゲキサカ / 2024年4月6日 23時59分
ランキング
-
1新体操、日本は5大会連続の五輪出場ならず わずか1・2点差で涙 ラストチャンスに懸けるも切符逃す
スポーツ報知 / 2024年5月2日 20時59分
-
2大谷翔平契約「お~いお茶」広告ロゴが“横向き”の理由 「稀有な例だね」と納得の声
THE ANSWER / 2024年5月2日 18時3分
-
3世界屈指の問題児ボクサーに…薬物違反でも笑うガルシアに非難殺到「相手に重傷を負わせたかも」
THE ANSWER / 2024年5月3日 8時13分
-
4佐藤輝明のバッティングに掛布雅之氏が喝 「気持ちが前に出ない三振を繰り返すなら…」
Sirabee / 2024年5月2日 18時0分
-
5中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン / 2024年5月2日 16時15分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください