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[選手権予選]残り1分の同点弾!PK戦制した初芝橋本が、苦しみながらも和歌山3冠達成!

ゲキサカ / 2014年11月17日 6時25分

 刻一刻とタイムアップが迫ってきたが、それでも初芝橋本は「3年間ずっとやってきたんだから大丈夫という自信があった」(渡辺)と焦ることなくボール回しで相手を揺さぶりながら、サイドを何度も攻略。打ち続けたジャブが、寸での所で効果を表した。39分に左サイドを高い位置まで持ち込んだDF岡本涼がクロスを上げたが、相手DFがブロック。こぼれ球を素早く拾うと、ライン際に追い詰められながらも粘り強く再び、クロスを展開した。ゴール前で構えていたのは186cmの長身FW市川久也。「自分がヒーローになろうと思っていた」という男の滞空時間の長いヘディングシュートがネットを揺らし、土壇場で同点に追いつき、勝負は延長戦に持ち込んだ。
 
 延長戦でも初芝橋本が押し込みながらも、近大和歌山DFが集中力を切らさずに対応。シュートを打たれてもGK佐伯剛がしっかりと抑え込み、スコアは動かず試合はついにPK戦へ。ここでも両者譲らず4人目までが成功し、迎えた5人目。先行の近大和歌山のキックは枠を捕えず失敗に終わると、続く初芝橋本は末吉がきっちり決めて勝負あり。初芝橋本が勝利し、2年連続13回目の選手権出場を決めるとともに県3冠を達成した。

 夏の全国総体では16強に進出した喜びよりも、2-3で準優勝した大津高(熊本)敗れた悔しさの方が選手たちには大きい。選手権での目標は夏以上の成績を残すこと。阪中監督は試合後、喜びに浸ることなく、選手たちに「(選手権の)チケットを掴むのがどれだけ大変か、今日改めてよく分かったと思う。せっかく掴んだチケットなんやから簡単に無くさないように日頃の生活から改めて行こう」と話しかけ、気持ちを引き締めた。冬の全国は、より高みへ。初芝橋本が静かながらも、力強い一歩を踏み出した。

(取材・文 森田将義)
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