[The New Football]Vol.6:宮本恒靖氏が語る現代フットボールと中高生へのメッセージ
ゲキサカ / 2014年12月11日 14時6分
―ユース年代の現状はどう見ていますか?
「ユース年代においても、速いプレーを目指すという部分はあると思いますし、昔と比べると、さまざまな情報が増え、個々の戦術理解度も深まっていると思います。ただ、何が一番大事なのかということにもっと目を向ける必要があります。速さだけを追求してもダメで、しっかりとした技術があってこそ、スピードも生きます。そこは大事にしてもらいたいですね。パスサッカーやポゼッションばかりが注目されがちですが、サッカーで最も大事なのはゴールを奪うことです。相手DFの裏に抜けるような味方FWのいい動きがあったとき、40m、50m先へ正確にボールを出せる能力があるDFがいるなら、それを生かすべきだと思います。そこを見ずに、ポゼッションを大切にするあまり、近くの選手にパスを出していたら、ゴールの可能性は低くなります。まず大事なのはゴールを目指すパスと動き出しで、それができないときにポゼッションになる。そこは育成年代の選手に忘れないでほしいですね」
―今年はユース年代の日本代表がAFC U-19選手権、AFC U-16選手権で敗退し、世界大会への出場を逃しました。
「ユーティリティー、ポリバレント、マルチロール……さまざまな言葉がありますが、スペシャルなものを持ったマルチロールな選手を育成していくべきだと思います。平均的にうまい選手が集まるのではなく、FWであればゴールを奪う、中盤であれば相手からボールを奪う、DFであればゴール前の1対1でやられないといったスペシャルな能力を磨く必要がありますし、そういったものを持った選手でなければ、世界で戦ったときに結果につながらないのかなと思います」
―選手を支えるギアとしてスパイクは年々進化していますが、選手にとってスパイクとはどんな存在でしょうか?
「自分のパフォーマンスを最大限に引き出してくれるものだと思いますし、例えば色であったりデザイン面で言えば、自分自身をどう見せるか、自分の思いを表現するツールでもあると思います。機能面で言えば、現役時代はずっと『プレデター』を履いていましたが、アッパーに付いているラバーによってキックの飛距離が変わったり、回転をかけやすくなったり、そういった効果を感じることもありましたね」
―スパイクで一番こだわっていた部分はどんなところでしょうか?
「安定感、ホールド感ですね。DFである限り、足下の安定感が欲しいと思ってずっとやっていました」
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