[The New Football]Vol.6:宮本恒靖氏が語る現代フットボールと中高生へのメッセージ
ゲキサカ / 2014年12月11日 14時6分
―アディダスが開発した『マイコーチ スマートボール』はボールスピードや飛行軌道、スピン量なども測定できる最新テクノロジーです。
「これはすごいと思います。現役中にこのボールがあったら、練習で使っていたと思いますよ。すごくうらやましいなと思いますね。現役時代、全体練習のあとにロングボールを蹴る自主トレもやっていましたが、自分の思っている軌道ではないときに、こういうものでチェックできると助かりますよね。『インパクトがここだから、こういう軌道になったのか』とか、『こういう回転がかかっているから、こういう体の使い方をしないとな』とか、もちろん自分なりにチェックポイントはありましたが、これを使うことでより見えてくる部分があると思います」
―データフットボールという意味では、ワールドカップで優勝したドイツ代表はさまざまなデータを駆使していたという話も聞きます。
「ドイツ代表のデータの使い方はすごかったと聞きますね。全体ミーティングで使うだけでなく、選手個々にマッチアップする対戦相手のデータなどを与えていたそうです。そこから自分の気になるところをピックアップして、自分の好きな時間、自由な時間にパッと分析、研究できるというのは個人的には好きですね。今までとは違うアプローチをしているチームが結果を出したというのはおもしろいと思います」
―宮本さんが現役のころも当然、相手を分析して対策を練っていたと思いますが、それとも違うのでしょうか。
「違うと思いますね。もちろん映像を見て、相手の特徴などは頭に入れていましたが、その選手がどちらのサイドに出ていくことが多いのかなど、データとして傾向が分かれば対応も変わってきます。相手チームのボールの動かし方を知ることができれば、ライン設定を変更することもあると思います。もちろん、データがすべてではありません。走行距離だけでなく、その『走り』の中身も大事ですし、データを見て、それを分析し、評価できないといけません。指導者やメディアの方々も含め、そういう目を養っていく必要があると思います」
―今の中高生にはどんなことを伝えたいですか?
「データやいろいろなギアを使って自分のパフォーマンスを上げることは大事ですが、試合の中には勝負のポイントであったり、練習の中にもここががんばりどころというポイントがあります。そこを自分なりに見極めて、乗り越えていくタフさがないと、上のレベルにはたどり着けないと思います。サッカーの中にあるポイント、分岐点を見極められる選手になってほしいですね」
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