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[特別インタビュー]進化する万能戦士、柏MF秋野「ボランチで勝負したい」

ゲキサカ / 2014年12月11日 11時0分

――向上心の強さを感じますが、もっと伸ばさなければいけないと感じた部分はありますか。
「『もっとプレッシャーを掛けてほしかった』と言いましたが、もちろん相手に寄せられて自由を奪われる場面もありました。僕のプレースタイル的に相手との接触はなるべく避けたいので、もっと良いポジションを取ってボールを受けないといけません。そういう部分まで突き詰めないと、より良いパスを送れないと思います。それと、今までより試合に出られたことで、試合に出ないと磨けない部分があると痛感しました」

――具体的にどういう部分でしょうか。
「ユースの頃は誰がどこに動いて、ここでボールを受けたらあの選手はここにいるだろうというのは感覚的に分かっていましたが、現状で僕はあまり試合に出られていないので、チームメイトがどこにいるかが感覚だけでは、まだ分からない部分があります。もちろん練習で一緒にプレーしていますが、公式戦はまったく別物なので。試合に出るためにも、ポジショニングやファーストタッチを向上させないといけませんし、試合中にタニくん(MF大谷秀和)とよく話をするのですが、タニくんはすごく考えてプレーしているので、そういう部分をもっと吸収していかないといけないと思っています」

――守備面で手応えを感じた部分はありますか。
「レイソルは3バックですが、守備時には5バックになるので、自分がかわされてもセンターにカバーしてくれる選手がいます。レイソルではボールが出たら『前につぶしに行け』と常に言われるくらいなので、思い切り良くプレーできました。以前の僕は相手からボールを奪う回数は、そんなに多い方ではありませんでしたが、おかげでインターセプトする回数はものすごく増えました。体をぶつけてボールを奪うというのが、少しずつ体に染みついてきたと思っています。また守備面ではありませんが、JリーグU-22選抜の一員としてJ3リーグで実戦を経験して、サッカーのための体力や試合勘を保つことができたのは良い経験になりました」

――ボランチ、CB、左SBと複数のポジションでプレーできるユーティリティーな能力は、出場機会を増やすことにつながりそうですね。
「もし、自分が監督だったら、こういう選手を1人はチームに置いておきたいと思いますよ(笑)。だから、複数ポジションでプレーできることは、自分ならではの武器だと思っています」

――9月にはアジア大会を戦うU-21代表に選出されました。なかなか出場機会を得られませんでしたが、当時の心境はいかがでしたか。
「短期決戦なので、そこで1人でも輪を乱すような選手がいたら、そのチームは絶対に優勝できないと思っていました。だから、試合に出られないときに自分に何ができるかを考え、そう考えた結果、練習から100パーセントでやって、いつでも試合に出られる準備をしていました。だから、グループリーグ第3戦のネパール戦でアクシデント(前半43分にDF山中亮輔が負傷)で出場機会が巡ってきたときも、試合にすんなり入れました」

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