[大学選手権]関学大が3発発進、守っても環太平洋大を完封
ゲキサカ / 2014年12月12日 13時29分
[12.11 大学選手権1回戦 関学大 3-0 環太平洋大 江戸川陸]
第63回全日本大学サッカー選手権大会の1回戦は11日に江戸川区陸上競技場で1回戦を行い、関西学院大(関西3)が3-0でIPU・環太平洋大(プレーオフ)を下し、2回戦進出を決めた。2回戦では鹿屋体育大(九州1)と対戦する。
優勝候補との声も多い関西の雄がターゲットに向けえて、力強い一歩目を踏み出した。「全国大会の一回戦はいつも苦手で、硬くなってしまう。でも、今年は総理大臣杯や天皇杯も出たし、昨年も3つの全国大会に出た。良い加減に場慣れしようと話していた」(成山一郎監督)という関学大は雨で状態の悪いピッチを考慮し、後方から素早くロングフィードを展開。呉屋大翔(3年=流通経済大柏高)と浅香健太郎(4年=広島ユース)の2トップが相手DFを引き寄せながらサイドで起点を作り、折り返しからチャンスを伺った。決定機まで持ち込むことは出来なかったが、「初戦ということを考えれば悪くない序盤」(DF福森直也(4年=金光大阪高))を過ごした。
対する環太平洋大は4年連続中国リーグ得点王のFW長尾善公(4年=徳島商高)を目がけてロングボールを展開。馬力のある彼の突破やポストプレーを起点にチャンスを伺ったが、配球元である守備陣が、前線からプレスをかけてコースを限定する関学の守備に苦しんだ。前線に何とか運んでも、ラフなボールとなり、相手に余裕を持って対処された。
相手ボールを自陣で奪った関学は後方からの繋ぎでリズムを作り、23分には後方からDF井筒陸也(3年=初芝橋本高)が前線にクサビを展開。相手DFのクリアボールをMF徳永裕大(2年=G大阪ユース)が高い位置で拾うと、そのまま放ったドライブ回転気味のミドルシュートがGKの頭上を越えてネットを揺らした。
「普段、得点しない裕大なのに珍しい」(呉屋)という一撃で緊張がほぐれた関学大は普段通りのテンポの良いパス回しが増え、38分には左サイドで浅香がボールをキープ。一旦、後ろに戻したパスを徳永がゴール前にクロスを展開する。低く真っすぐゴールに向かったボールはDFに当たって、そのままゴール左隅に。ラッキーな形で追加点と奪って、前半を折り返した。
後半からも関学の勢いは止まらず、後半4分には左FKを獲得。MF福冨孝也(3年=宝塚北高)のキックを相手GKがこぼした瞬間に浅香が押し込んだが、判定はオフサイド。6分にも後方からのフィードを引いて受けた呉屋が胸でトラップ。左に流れながら、前線に入れたクロスをMF池田優真(3年=作陽高)がフリーで受けて、シュートを狙ったが、GK中本貴博(3年=水島工高)に足でセーブされた。
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