[大学選手権]関学大が3発発進、守っても環太平洋大を完封
ゲキサカ / 2014年12月12日 13時29分
その後も関学大はチャンスを作りながらも追加点が奪えず、環太平洋大の右SB谷田直宏(4年=米子北高)にクロスを受ける場面もあったが、井筒を中心に冷静に対応した。我慢の時間を耐え26分にはPA右でボールを受けた池田が倒され、PKを獲得。これを呉屋がきっちりと成功させ、点差は3点差に。その後は交代カードを上手く切りながら、逃げ切りに成功した。
「誰が出ても力の差はない」と成山一郎監督が口にするように一年間の戦いで選手層がアップ。この日もユニバ代表のMF小林成豪(3年=神戸U-18)がベンチスタートとなるなど、連戦に耐えうるチームが完成しつつある。加えて、戦いを後押しするのがチームとしての一体感。成山監督は「こっち側に来て、『いよいよインカレだ』とチームが纏まったし、応援に来てくれる奴らの顔を見ると色んな人に支えられているのを感じる。今はまとまりに手応えを感じるし、今日一つ勝って良いムードで勢いが出ると思う」と話す。
福森が「日本一を目指しているけど、一つひとつやっていこうと話している。次の鹿屋体育大戦に勝つための準備をして、そこで勝てばベスト8で勝つ作業をする。一日一日、繰り返しの作業だと思う」と口にしるように気の緩みもなし。頂点に向かい、一歩ずつ着実に進んでいくつもりだ。
(取材・文 森田将義)
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