[大学選手権]「PK戦で負けない」流経大…昨季王者・大体大を下して4強入り
ゲキサカ / 2014年12月17日 0時40分
12.16 大学選手権準々決勝 流経大1-1(PK5-3)大体大 町田市立]
第63回全日本大学サッカー選手権大会準々決勝が16日に各地で行われ、町田市立陸上競技場では、流通経済大(総理大臣杯)と大阪体育大(関西4)が対戦した。90分間をスコアレスで終えた試合は延長に入ると、ともに1点ずつを奪い合い決着はPK戦へ。迎えたPK戦、1人が外した大体大に対して5人全員がネットを揺らした流経大が勝利を収めた。昨季王者を下した流経大は第57大会以来、6年ぶりの準決勝進出を決め、決勝進出を賭けてびわこ成蹊スポーツ大と対戦する。
立ち上がりは大体大がセットプレーから好機を作った。しかし前半3分、DF坂口豪(4年=C大阪U-18)のパスを受けたMF池上丈二(2年=青森山田高)が狙おうとするもDFのブロックに遭い、直後にはDF山口幸太(4年=四日市中央工高)がミドルシュートを放ったがジャストミートしなかった。
すると、徐々に流経大が主導権を握り始めて立て続けにシュートチャンスを迎える。前半18分にDF今津佑太(1年=流経大柏高)のサイドチェンジを受けたMF中村慶太(3年=流経大柏高)がDFをかわして放ったシュートはGK村上昌謙(4年=草津東高)にセーブされ、同26分にDF湯澤聖人(3年=流経大柏高)のクロスから中村が合わせたダイビングヘッドは枠外に。さらに同33分には左サイドから回ってきたボールからMF森保圭悟(3年=広島ユース)が強烈なミドルシュートを放つも、再び村上に阻まれてネットを揺らすには至らなかった。
スコアレスで迎えた後半も攻める流経大、守る大体大の構図は変わらない。攻勢を掛ける流経大は後半28分に森保のFKからチャンスを作り、MF森永卓(1年=流経大柏高)が至近距離からシュートを放ったが、またもや村上に防がれてしまう。その後もDF坂本修佑(4年=初芝橋本高)とDF羽田昇平(1年=金光大阪高)の2CBを中心とした大体大を崩し切れず。大体大はボランチのMF山田貴文(4年=日章学園高)とMF太田賢吾(1年=川崎F U-18)も最終ラインまで下がるなど、体を張った守備で90分間をスコアレスでしのぎ切った。
迎えた延長前半5分、ついに均衡が破れる。スコアを動かしたのは、ここまで押し込まれる時間帯が続いていた大体大だった。左サイドから中央に切れ込んだ山田のスルーパスに反応した途中出場のMF中村優仁(3年=流経大柏高)が鮮やかに流し込んで、先制に成功。しかし、延長後半1分に流経大がCKの流れからDF鈴木翔登が放ったシュートのこぼれ球を、こちらも途中出場のMF江坂任(4年=神戸弘陵学園高)が蹴り込んで試合を振り出しに戻した。
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