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フットサル日本代表86年生まれトリオ鼎談 FP滝田学×FP渡邉知晃×FP皆本晃 後編 代表での86年組の役割

ゲキサカ / 2014年12月18日 12時10分

皆本「本当に細かいところで詰め切れていないところは、たくさんあるよね。(新しい選手に)『伝えてほしい』と言われても、伝えることもないくらい細かい部分がたくさん詰め切れていない」

――皆本選手は府中でやれているプレーを代表でも出し切れている感覚はあるのですか?

皆本「出し切れているかと言うと、役割も違うので何とも言えないのですが、代表での仕事はある程度こなせているとは思います。ただ、府中の自分と代表の自分は別物だと切り替えています」

滝田「聞こえ方が悪くなるかもしれませんが、府中のときの方が、圧倒的に代表のときよりも役割が大きいんだと思います。みんなそうだと思いますけどね。だけど、代表でそれをやっていいかという問題も出てくる。バランス的に」

皆本「府中だと、仕掛けて、守って、ゲームつくってって、全部やらないといけない。でも、代表に行けば仕掛けられる選手もいる。守れる選手もいる。そうなると自分ができるのは、ゲームをつくる部分だと思うから、パスを散らしたり、運んだり、動かしたり、フィクソのディフェンスを手伝ったりと、仕事をフォーカスして、専念してやっている部分はあります。だから、もしかしたら、『府中ではこれだけやっているじゃない』と物足りなく思われるかもしれないけど、代表に来たら、もっとできるスペシャリストがいるから、こっちはこの人に任せて、こっちは別の人に任せて、その代わりここはオレしかできないから、オレが必ずやらないといけないという部分なので、そこは捉え方次第にもなるかなと思います。あとはセットによって、僕は役割も変えないといけないし、そこでうまくいかない部分もあるのかなと思います」

滝田「それは、ミゲルも考えていると思う。アラで仕掛けるっていうのをイタリア遠征では、晃にも求めていた。アジア選手権ではフィクソでやっていたけど、今回はあえて仕掛けることを求めていた」

――仕掛けましたか?

皆本「……そんなに回数は」

滝田「もう少し仕掛けて良かったよね、本当に」

皆本「仕掛けたかったね。展開を自分でつくらないといけないし、そこのわがままな部分をちょっと出し切れなかったかなという部分はあります。仕掛ける選手は、どこかでサボらないといけない。どこかで他の3人を放置して、待っていた方が、絶対に仕掛けるタイミングは増える。そういうふうにした方が良かったかなと思う試合展開のときも、あとで振り返るとあったかなと。そういう反省はありますね。ただ、どっちが正しいのかは分からないですけど」

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