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吉田麻也が『山口慶引退』を語る…「憧れ」から「良き友」へ

ゲキサカ / 2014年12月27日 12時26分

吉田麻也が『山口慶引退』を語る…「憧れ」から「良き友」へ

 ジェフユナイテッド千葉は25日、MF山口慶(31)が今季限りで引退すると発表した。名古屋の下部組織出身で、2002年にトップチームに昇格。下部組織出身者では初のJ1通算100試合出場を果たすなど、活躍した。2010年に千葉に移籍。J1通算は170試合4得点、J2通算は100試合1得点だった。

 山口は名古屋U18出身者の第一人者ともいうべき選手だった。特に名古屋の下部組織出身者にとっては特別な存在だ。現在は日本代表で不動のレギュラーとして活躍するDF吉田麻也(サウサンプトン)もその一人。吉田は『山口慶引退』と題したブログ(http://ameblo.jp/mayayoshida)を更新し、その思いを語っている。

「先日の千葉と山形の入れ替え戦。朝起きてすぐネットでチェックした。落胆した。きっと多くのジェフサポーターもJ1昇格のチャンスを逃し落胆したに違いない。ただ僕はそれに加えて『あぁ、慶君引退しちゃうのかな…』という落胆の方が大きかった」

 山口は吉田の5歳年上になる。出会いは吉田がジュニアユースに入団した12歳の時だったと語る。 

「初めて山口慶という男を見たのは12歳の時だった。ジュニアユースとユースは同じクラブハウスでよく見かけていたが一際怖かったのを覚えている。今よりも体が大きく(多分僕が幼かったからそう見えただけ)、目つきが鋭く僕は影でグラップラー刃牙と呼んでいた。笑」

 吉田にとって、山口は憧れだった。「やっぱりユースからトップチームに上がった選手は下の子供達からしたら特別だ。スタジアムに行くといつも応援していたし自分も同じようにトップチームに昇格したいと思い憧れていた」。

 そして2007年、吉田もトップチームに昇格。「トップチームに昇格して程なくしてローカルTVに慶君と一緒に出演した。そこでご飯連れてってくださいとお願いし、よく面倒見てもらうようになった。名古屋のお店も遊びもほぼ慶君に教えてもらった。プライベートでも信じられない粗相を繰り返す僕を叱っては最後はいつも笑っていた」。MF本田圭佑らがいた個性派集団の中で、互いに切磋琢磨しながら成長を続けた。

 しかし3年後の2009年オフ、山口に契約満了の知らせが届いた。「慶君が名古屋から契約満了を知らされた時も一緒にいたが後にも先にもあんなにクラブに嫌悪感を抱いたのはあの時だけだ。笑」。今では冗談交じりに振り返ることが出来るが、当時は「一人怒り狂う」ことしかできなかったと明かす。

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