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[選手権]指揮官入院、10人での戦い・・・逆境乗り越えた星稜が3回戦進出!

ゲキサカ / 2015年1月2日 18時37分

[選手権]指揮官入院、10人での戦い・・・逆境乗り越えた星稜が3回戦進出!

[1.2 全国高校選手権2回戦 鹿児島城西高 0-0(PK3-5)星稜高 NACK]

 第93回全国高校サッカー選手権は2日、2回戦を行い、NACK5スタジアム大宮(埼玉)の第1試合では08年度準優勝の鹿児島城西高(鹿児島)と昨年度準優勝の星稜高(石川)が激突。0-0で突入したPK戦の末、星稜が5-3で勝ち、米子北高(鳥取)と戦う3回戦(1月3日)へ進出した。

「支えてくれている保護者であったり、メンバー入っていない部員のみんなであったり、スタッフであったり、またここにいない(河崎)監督であったり、みんなの目標になっているので、自分のためではなくてみんなの想いを感じながらということを今一番、大事にしている。みんなのためにも優勝したい」。星稜のCB鈴木大誠主将(3年)は、PK戦で競り勝った鹿児島城西戦後にそう力を込めた。昨年度大会決勝で残り3分まで2-0でリードしながら、そこからの大逆転負けで準優勝。鈴木やFW森山泰希(3年)ら去年の決勝を経験した5人らイレブンは日本一を掲げて全国舞台へ戻ってきた。だが、昨年12月26日に河崎護監督が直前合宿へ向かう途中に発生した自動車事故によって入院。また指揮官不在のまま迎えたこの日は後半6分に森山が退場するアクシデントが起きた。逆境が続く中でのゲームとなったが、それでも鈴木が「監督いなかったり、森山いなかったり、そういう状況でも自分たちの力を示すためにっていうような気持ちでやっていました」と説明した星稜は強い気持ちで逆境を乗り越えた。

 互いの守り堅くスコアは動かなかった。ジュビロ磐田内定の注目FW岩元颯オリビエ(3年)を擁する鹿児島城西は早い段階から前線へのロングボールを入れていたが、鹿児島城西の小久保悟監督が「ヘディング強かったですね。なかなか後ろに落とさせてくれませんでした」と讃えた星稜は鈴木、高橋佳大(3年)の両CBやMF平田健人(3年)がほぼ完ぺきに跳ね返していく。鹿児島城西は7分に左SB徳田勇人(3年)の左アーリークロスがファーサイドのMF福丸聖也(3年)まで届いたが、シュートは星稜のU-16日本代表MF阿部雅志(2年)がブロック。15分にもMF大塚健太郎(3年)がダイレクトで背後へ出したラストパスで岩元が抜け出しかけたものの、星稜は高橋が食い下がってシュートを打たせない。また星稜は岩元へ入ってくるボールを鈴木がしっかりと封じて攻撃の形をつくらせなかった。

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