[選手権]後半45分の劇的同点弾、そしてPK戦勝利!前橋育英が5度目の挑戦で初の決勝進出!!
ゲキサカ / 2015年1月10日 17時17分
[1.10 全国高校選手権準決勝 流通経済大柏高 1-1(PK4-5)前橋育英高 埼玉]
第93回全国高校サッカー選手権は10日、埼玉スタジアム2002で準決勝を行い、第2試合では流通経済大柏高(千葉)と前橋育英高(群馬)が対戦。後半27分にMF小川諒也(3年、F東京内定)のゴールで先制した流経大柏に対し、前橋育英は試合終了間際の後半45分にU-19日本代表MF鈴木徳真主将(3年)が同点ゴール。1-1で突入したPK戦を5-4で制した前橋育英が初の決勝進出を果たした。12日の決勝カードは前橋育英対星稜高(石川)に決定。どちらが勝っても初優勝となる。
ともに全国屈指の選手層の厚さを持つ関東強豪対決。7年ぶりの全国制覇を狙う流経大柏に対し、前橋育英は5回目の準決勝挑戦で初となる決勝進出を目指して決戦に臨んだ。序盤はハイプレスと切り替えの速さによって高い位置でボールを奪うことに成功していた流経大柏が押し気味に試合を進める。10分には左サイド後方から小川が入れたFKにFW渋谷峻二郎(3年)がタイミング良く反応。ただ、これをGK吉田舜(3年)の鋭い飛び出しで対応した前橋育英は、先発復帰したCB上原大雅(3年)が対人の強さを見せるなど、決定的なシーンを作らせない。
一方、前橋育英も10分を過ぎると、攻守両面での奮闘光る鈴木の配球から、バイタルエリアでU-19日本代表MF渡邊凌磨(3年)やMF吉永大志(3年)が前を向く回数を増やしていく。そして18分には左スローインを受けた渡邊が体重の乗った右足ミドルシュートを枠へ飛ばす。これは流経大柏GK瀬口隼季(2年)が横っ飛びでセーブ。ただ、前橋育英は23分にも右サイドのスペースで鈴木からのパスを引き出したFW関戸裕希(3年)が中央へグラウンダーのパスを入れると、FW青柳燎汰(3年)が右足シュートへ持ち込んだ。
前橋育英は渡邊や左SB岩浩平(3年)がアグレッシブにシュート。ただ、出足良く相手のボールホルダーを潰すMF澤田篤樹(3年)とカバーリングのいいMF浅沼拓己(3年)のダブルボランチをはじめ、運動量多い流経大柏は流れを渡さない。逆に高沢とのワンツーからMF久保和己(3年)がPAへ割って入り、34分には小川、42分には高沢が左サイドから思い切ったシュートを放つ。そして44分には高沢がペナルティアーク右外でFKを獲得。小川が得意の左足で狙ったが、ボールはわずかにクロスバー上方へ外れた。
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