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[特別座談会]就職活動時期が変わる…体育会学生の在り方を考える(後編)

ゲキサカ / 2015年1月22日 16時0分

[特別座談会]就職活動時期が変わる…体育会学生の在り方を考える(後編)

 大学生の就職活動の時期が来年度から大きく変わる。16年卒業生を対象に、従来は4月から選考活動が開始されていたものが8月に、企業の広告活動が12月から3月へと変更となる。これまで、サッカーシーズンがオフとなる12月から1月の間に就職活動ができたが、オフの期間に動きをとりづらくなる上、4年生の体育活動繁忙期と就職活動繁忙期が重なるため、より就職活動に時間が割くことが難しくなる状況が予想される。部活を3年生で引退する選手も出てきている中、体育会学生はどのように部活動および就職活動と向き合えばいいのだろうか――。後編の今回はプロサッカー選手の大学時代を振り返りながら、大学体育会学生の在り方を話し合う。

【座談会参加メンバー】
山田卓也:1974年8月24日生まれ。駒澤大卒業後の97年にV川崎(現東京V)加入。C大阪、横浜FC、鳥栖を経て、10年からアメリカのタンパベイ・ラウディーズでプレー

横山知伸:1985年3月18日生まれ。早稲田大卒業後の08年に川崎F加入。C大阪を経て、14年から大宮でプレー。大学時代には就職活動も行い、証券会社から内定を得る

神田義輝:元Jリーグキャリアサポートセンター。現(株)山愛 スポーツ事業部部長 アスリート・キャリア・デザイナー

丸山和大:(株)Criacao 代表取締役社長。東京都社会人サッカー1部・Criacaoの運営はじめ、大学生・アスリート等のキャリア支援事業等に従事

丸山「山田さんと横山さんは大学時代にどういうことを学びましたか」

山田「部活というより、大学生活が社会への勉強だと思います。高校サッカーから大学サッカーになり、体が段々とでき上がってくるということはありますが、サッカー自体に大きな変化はありません。部活動以外の学生生活の部分が現在はすごくプラスに働いているし、世の中を知った上でプロに行けたのは、本当に良かったと思います。そういう意味では学生時代に就活をして、数十社回って自分の幅を広げた方が良かったのかも知れないと、今は思いますね」

横山「早稲田大のサッカー部にはうまい選手も、それほどでもない選手もいました。プロを目指して頑張っている人、勉強を頑張っている人、就活を頑張っている人といろいろな人がいたんです。それぞれが違う目標を持ちながらもサッカーを頑張る仲間との触れ合いが刺激になりましたし、いろいろな考え方を持った人に出会うことで人間の幅が広がったと思います」

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