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[練習試合]日本高校選抜候補、終盤の3発で駒澤大に逆転勝ち!!

ゲキサカ / 2015年2月9日 23時7分

 日本高校選抜は13分、青柳をMF藤島樹騎也(星稜高3年)へ交代。岩崎を最前線へ出した。大学生相手に光っていたのは守備面。吉田が的確なキャッチングやしっかりと手に当てたパンチングでピンチを逃れれば、昨年、ロアッソ熊本の特別指定選手としてJ2デビューを果たしている野田がスライディングでボールをインターセプトするなど的確な守備を見せる。また久保と小川の両SBは際のところで絶対に相手にボールを譲らない。加えて鈴木と平田がインターセプト、ダイレクトパスなどで攻守に貢献。そして斜めにスペースへ走り込む岩崎や末吉のスピード、渡邊、藤島の技術も利いて、1-0で1本目を終えた。

 2本目はGKが坂口璃久(星稜高2年)で4バックは右から大野佑哉(山梨学院高3年)、渡辺剛(山梨学院高3年)、平田、久保。中盤は澤田篤樹(流通経済大柏高3年)と前川優太(星稜高3年)のダブルボランチ。右が伊藤大祐(山梨学院高3年)、左が旗手怜央(静岡学園高2年)、トップ下が田場ディエゴ(日大藤沢高3年)、1トップには高沢が入った。2本目は1本目以上に押し込まれる展開。大野監督も「ここまで徹底してくるかと面食らったところもあった」と説明したように、駒大のロングボールを中心とした攻撃に苦戦した日本高校選抜だが、ゴール前で堅い。9分、ゴールを捉えたミドルシュートを坂口が1ハンドでCKへ逃れると、PAへ入り込んでくる相手の突破を渡辺剛や平田が身体を張ってストップ。そして大野は17分に決定的なシュートをゴール手前でブロックすると、19分にもGK不在のゴール前で至近距離からのシュートを阻止する。立て続けに見せた大野のビッグプレーに観衆がどよめいたほど。澤田、久保が球際で見せる強さも光り、根気強くリードを守っていた。

 そして攻撃面ではカウンターから旗手や伊藤、高沢がスピードを活かしてスペースを駆け上がる。前川がインターセプトからラストパスを配球するシーンもあった。また13分に投入された森島司(四日市中央工高2年)や田場が技巧で攻撃の起点になろうとする。だが21分、駒大のMF中村駿に同点ゴールを献上。そのまま2本目を終えた。

 3本目にはGK志村が登場。右から渡辺剛、野田、大野、小川の4バックで、ダブルボランチは澤田と森島、右MFが藤島で左MFが岩崎、トップ下に小林颯(四日市中央工高2年)、1トップに中島隆司(立正大淞南高3年)が入った。これで負傷欠場したCB宮本鉄平(前橋育英高3年)と合宿参加を負傷辞退しているFW一美和成(大津高2年)を除く全25人が出場。3分に志村が至近距離からの決定的なシュートを阻止すると、日本高校選抜は2本目までに比べてボールを握る時間を増やし、スピードのある攻撃を見せた。空中戦で強さを発揮する中島を起点に小林や森島がPAへパスを供給。14分にはインターセプトした小林が澤田とのワンツーから右足シュート、22分に森島を前川にスイッチした後には大きなサイドチェンジから小川が敵陣深い位置からクロスへ持ち込むなど流れを引き寄せていた。

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