1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

「九州のてっぺん獲る」という目標、復権まであと1勝!国見が東福岡をPK戦で撃破!

ゲキサカ / 2015年3月16日 6時14分

「九州のてっぺん獲る」という目標、復権まであと1勝!国見が東福岡をPK戦で撃破!

[2.15 九州新人大会準決勝 東福岡高 1-1(PK2-4)国見高 東崎公園サッカー場]

 第36回九州高校U-17サッカー大会(九州新人大会、沖縄)準決勝で、昨夏の全国高校総体で優勝した東福岡高(福岡1)と、最多12回目の九州新人大会優勝を狙う国見高(長崎2)が激突。1-1で突入したPK戦を4-2で制した国見が大津高(熊本1)との決勝へ進出した。

「PKに入る前の気持ちは、最後円陣組んでみんな(自分の)背中叩いて、想いが伝わってきて。1本は止めようと思っていました」。仲間からの想いを背中で感じ取っていた国見GK紫垣亮(2年)が期待に応えてPK戦でビッグセーブを見せる。まずは東福岡の2人目、MF橋本和征(2年)の左足シュートを左へ跳んでわずかに指先で触り、ポストへはじき出すと、止めれば勝利の決まる4人目の左SB福重達也(2年)のシュートも身体全体でストップ。この瞬間、伝統校・国見にとって8年ぶりとなる決勝進出が決まった。

 全国高校選手権優勝6度、高校3冠を達成するなど80年代から00年代前半にかけて高校サッカー界で最強の地位を確立していた国見だが、近年は低迷。10年度の全国高校選手権を最後に夏冬通じて全国大会の出場は一度もない。また九州大会の舞台からも遠ざかっていた国見だが、今大会で躍動している。予選リーグ初戦で東福岡と2-2で引き分けると、続く鵬翔高(宮崎1)戦を1-0、那覇高(沖縄2)戦を3-1で制して無敗で準々決勝進出。この日は午前中の準々決勝で地元・沖縄第1代表の那覇西高に4-1で逆転勝ちすると、午後の東福岡戦でも終盤の劇的な同点弾からPK戦勝利。今大会から監督を務める小嶺栄二監督は「1点ビハインドでもまた同点、逆転していく力強さはここ数年なかった。1点取られると、2点3点取られるチームだったんですけど。(今大会は)まだ行ける、まだ行けるという雰囲気がある」。試合ごとに自信を増して内容も向上している国見が、昨夏の全国王者である東福岡相手に劣勢を跳ね返し、決勝切符をもぎ取った。

 序盤からボールを支配したのは東福岡。ショートパスを多用しながら、サイドチェンジを繰り返して国見守備陣に揺さぶりをかける。対して国見は連続したプレスからボールを奪い、縦に速い攻撃。9分に左サイドを駆け上がったFW平島祐貴(2年)からのパスを受けたMF内藤総也(2年)が右足シュートを放つと、10分には中央突破したエースFW酒井信磨(2年)がドリブルシュートへ持ち込む。16分にもドリブルで持ち上がったMF彦坂亮太(2年)からのラストパスがPAの酒井へ通りかけた。そして25分、平島が中央から右前方へスルーパス。これに反応した酒井が決定的な右足シュートを放った。これは東福岡のU-17日本代表GK脇野敦至(2年)に阻まれたものの、27分にも中央で2人を振り切った酒井のドリブルからチャンスが生まれるなど攻撃に勢いがあった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください