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「九州のてっぺん獲る」という目標、復権まであと1勝!国見が東福岡をPK戦で撃破!

ゲキサカ / 2015年3月16日 6時14分

 だが、脇野やCB山田英二(2年)を中心に要所を締める東福岡は動じない。18分にはMF鍬先祐弥(1年)のサイドチェンジからMF毎熊晟矢(2年)がつなぎ、MF中村健人(2年)が右足ミドル。21分にも中村のドライブ回転をかけた左足ミドルがクロスバーをかすめる。22分には体調不良からか、動きの重かったエースストライカーFW餅山大輝(2年)が交代。今大会を発熱の影響で欠場している14年U-16日本代表候補MF藤川虎太朗(1年)に続くアクシデントとなったが、それでも35分、東福岡は右CKのこぼれ球から橋本がクロスバーを叩く左足ミドルを放つと、その跳ね返りを山田が頭で押し込んで先制した。
 
 リードした東福岡は後半、両ワイドを起点とした攻撃で追加点を狙う。15分には最終ラインを攻略した中村がGKと1対1となった。だが、国見は距離を詰めたGK紫垣が阻止。また、相手のサイド攻撃に益田勇輝(2年)と大場大生(2年)の両SBが食らいつき、中央ではCB重本修作(2年)とCB菅田真啓(2年)が必死に相手の攻撃を跳ね返す。セカンドボールを回収する回数も増えた。そして攻撃面でもミドルシュートや重本が連続で投じたロングスローなどから高さを活かして反撃した国見が試合終了3分前に同点ゴールを奪う。32分、内藤の左ロングスローのこぼれ球を彦坂が右足シュート。地面すれすれの弾道を描いたミドル弾がゴール右隅へ突き刺さった。

 東福岡が試合終了間際に迎えたチャンスは福重のシュートを菅田が身体を張って阻止。PK戦に持ち込んだ国見は守護神の活躍と、MF清光脩帆主将(2年)、MF藤原綾哉(2年)、重本、内藤と4人連続でコースへきっちりと決めたシュートによって決勝進出を果たした。国見は今回の新人戦県大会準決勝の創成館戦で勝利するまでPK戦で6、7連敗していたというが、この日も練習の成果を発揮するPK戦勝利。同点ゴールの彦坂は「この大会での優勝目指して日々努力してきたのでここまで来れて良かったです」。一方。東福岡の森重潤也監督は「甘いですよ。国見は上手くはなかったかもしれないですけれど、勝負強さがあった。(東福岡の選手たちが)こういう経験を踏みながらどこまで行けるか」と語っていた。

 復権まであと1勝とした国見の小嶺監督は「もっと高いところを目指してやっていきたい。選手からいい経験をもらっています。地元も応援してくれている。勝って長崎に帰りたいと思います」と口にし、PK戦勝利の立役者となった紫垣は「あと1勝。九州のてっぺん獲るということを目標にしてきたので、あとひとつ勝ちたいと思います。(そして)昔ほど(の強さ)ではないですけど、今年全国のピッチで青黄のユニフォームを。全国の人が応援してくれているので見せたい」と語った。挑戦者として今大会に臨んでいる伝統校・国見が、決勝でもすでにJ2デビューを果たしているCB野田裕喜主将(2年)をはじめ、タレント揃う大津戦勝利に挑戦する。

[写真]PK戦で2本をストップし、国見を決勝へ導いたGK紫垣

(取材・文 吉田太郎)

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