[CL]退場者出したバイエルン、敵地での第1戦はドロー

[2.17 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 シャフタール0-0バイエルン]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は17日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、バイエルン(ドイツ)は敵地でシャフタール(ウクライナ)と対戦し、0-0で引き分けた。第2戦は3月11日にバイエルンのホームで行われる。

　立ち上がりからバイエルンがビッグチャンスをつくった。前半2分、MFアリエン・ロッベンが右サイドからドリブルで中に切れ込み、ゴール前へ浮き球のクロス。フリーのMFバスティアン・シュバインシュタイガーが右足ボレーで合わせたが、わずかにゴール左へ外れた。

　前半11分にもカウンターからロッベンがドリブルで駆け上がり、スルーパスに反応したFWトーマス・ミュラーが角度のない位置から右足で狙うが、カバーに戻ったDFオレクサンドル・クチェルがクリア。バイエルンがボール支配率を高めて押し込むも、シャフタールの粘り強いディフェンスに跳ね返される展開が続いた。

　バイエルンは前半31分、高い位置からのプレッシャーでボールを奪い、MFフランク・リベリのラストパスからミュラーが右足を振り抜いたが、クロスバーの上。最後の精度を欠き、14日のブンデスリーガではハンブルガーSV相手に8-0のゴールラッシュを見せた攻撃陣がこの日は沈黙した。

　スコアレスで折り返した後半20分にはMFアレックス・テイシェイラを倒したMFシャビ・アロンソが2枚目のイエローカードを受け、退場。数的不利に立たされたバイエルンは、それでも試合の主導権を握り続け、ピンチらしいピンチはなかったものの、攻撃ではシャフタールを攻めあぐねた。後半38分、ロッベンが右サイドからカットイン。得意な形に持ち込むが、人数をかけて守るシャフタール守備陣が体を張ってブロックし、最後までゴールを許さなかった。

　結局、試合は0-0のままタイムアップ。ドイツ王者相手にホームでスコアレスドローに持ち込んだシャフタールは3月11日の第2戦でミュンヘンに乗り込む。

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