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悪コンディションでタフさも示したU-15日本代表候補、高校生との練習試合で1勝1敗

ゲキサカ / 2015年3月1日 23時12分

 18分にはこぼれ球を拾った右SB渡辺俊介(大宮ジュニアユース)が右サイドを打開してクロス。ニアサイドへ飛び込んだ宮代が決定的なヘディングシュートを放った。セカンドボールの攻防戦で上回って攻撃を繰り返すU-15代表候補は27分にも宮代が自ら獲得したFKから右足シュート。30分にはFW池高暢希(SSSジュニアユース)のインターセプトからFW山谷侑士(横浜FMジュニアユース追浜)が左足でゴールを狙う。そして34分にはFKのこぼれ球を回収したMF江口輝(Honda FC)が抜け出してGKと1対1に。だが左足シュートは枠を捉えず、先制することができない。逆に37分、一瞬集中力が途切れたU-15代表候補は最終ラインが背後を取られると、右サイドからパスを2本つながれて、湘南ユースMF井上恵武に左足シュートを叩き込まれた。ここから巻き返したかったU-15代表候補だったが、終盤失速。0-1で敗れた。

 CB大桃伶音(浦和ジュニアユース)が「0-1で負けたのは悔しかったし、2試合目はキャンプ最後の試合だったので、みんなで絶対に勝とうという気持ちで入っていた」と振り返る2試合目。立ち上がりから積極性のあったU-15代表候補は8分に先制点を奪う。悪コンディションの中、「優先順位は前に行くことだと思った。球際を自分は強く行こうと思って、あそこで取ったらチャンスだと思ったので一気にいきました」というMF遠藤正志(アンフィニMAKI.FC)が敵陣PAやや外側での競り合いを怖れずに思い切って突っ込むと、ボールを引っ掛けて一気に縦へ抜け出す。そのラストパスをセットプレー後でゴール前に残っていた大桃が、トラップから冷静に右足でゴールへ流し込んだ。

 その後も重馬場で馬力ある突破、球際の強さを見せる遠藤が果敢に動き回り、池高のシュートが鋭くゴールを襲う。だが厚木北も前線の力強いアタックで攻め返すと42分、右サイドからボールを動かしてPAへ持ち込む。ここで体を投げ出してシュートを阻止しようとしたU-15代表候補の大桃がファウル。PKを与えてしまったが、森山佳郎監督は味方のピンチで何とかしようとしたその姿を讃えた。「もう1個前の試合だったら足を出さずにやられていたかもしれない。(湘南ユースに敗れた後ということもあって)気持ちがあったからこそ足を伸ばした。ギリギリのところで何とかしようとしたのはちょっと成長したかなと」。加えて厚木北がこのPKを失敗したことによって、U-15代表候補は1-0で前半を折り返した。

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