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悪コンディションでタフさも示したU-15日本代表候補、高校生との練習試合で1勝1敗

ゲキサカ / 2015年3月1日 23時12分

 後半はよりピッチ状態が悪くなり、困難な環境の中でのプレー。その中でCB新井秀明(川崎F U-15)がスライディングタックルで相手の抜け出しを阻止し、カウンターでは最前線まで駆け上がるなど闘志を前面に出したプレーを見せる。U-15代表候補は思うように前へボールが運べない中、相手にとって嫌なところを突くこともできていなかったが、それでも愚直に攻める姿勢を見せ続けた。対する厚木北も混戦から推進力を持って前に出て、バックラインの背後へボールを送りこんだが、U-15代表候補はGK小久保玲央ブライアン(柏U-15)が落ち着いて処理するなど得点を許さず。周囲の想像以上に「戦える」部分も示して1-0で試合を終えた。

 守備面の奮闘が光った一方、合宿で好調だったという攻撃陣が試合では力を発揮しきれなかった。それでも森山監督は「一番大事なのは気づき、あるいは刺激を受けて、日常のトレーニングの積み重ねでしか成長はないと思う。完全に通用した選手はいないですし、『コイツはもうこのメンバーの中心だぞ』というのはまだ名乗りを挙げていないと思う。みんなにとってチャンスだし、みんなが課題を持ってクラブに帰るのはいいことかなと思う」と微笑んだ。そして「2か月後集合と言ったときに自分で自分の武器とか、課題とか認識してそれを磨く努力というかね、どうやったら磨けるか、いろいろな頭とか、心とかを使って問題解決したり、あとは努力の継続はエネルギーがいるし、そういうことができる選手は人間性があって、感受性があって、頑張れると思う。そういう完ぺきな選手はいないけれど、それは今から言い続けて少しでもその姿に近づいていけることは大事だと思います」。2年後の17年U-17W杯へ向けてスタートを切ったU-15代表候補。2日までの合宿で感じた課題を持ち帰り、成長して、競争を勝ち抜いてまたこの場に帰ってくる。

(取材・文 吉田太郎)

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