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長友指導する木場氏の下で体幹強化!「NIKE MOST WANTED」“日本代表”渡辺柊斗と渡邊凌磨が世界で勝つための身体づくり

ゲキサカ / 2015年3月5日 22時23分

 今回はスペシャリストからのアドバイスを受けながら自分の身体を知る貴重な機会となった。臀部(お尻)と脇腹を鍛え、上半身のブレをなくすためのトレーニングでは、頭から軸足までが1本のラインになるよう意識。足につけたゴムチューブを引っ張りながら、左右の足で交互にステップを踏む。また四つん這いになり、対角となる腕と足を同時に開いていく運動などを行った。そしてバランス系トレーニングの最後には腰を落とし、重心を中央に寄せたままチューブによって負荷をかけられている足を横に移動。怪我をしないように、また長く走ることができるように臀部に筋肉をつけることを意識したが、2人は一瞬辛そうな表情も見せつつも、弱音を全く口にしないままトレーニングをやりきった。

 木場氏は彼らの良かった点について「理解力ですね」ときっぱり。そして「パッとフォームがつくれるということは、人の話を聞いているということなので、その話を聞いているということでフォームがつくれたという理解力があって、こういうトレーニングはこういうところに活かされるんだなと考えながら取り組んでいた。ふつうの高校生のアスリートより体幹力はありましたね。ただ、そこの部分をもっとサッカーに活かすためのバランス系はまだついていなかった。逆に言えば、そのトレーニングを取り入れることで伸びる素質はあると思います」とコメントした。

 木場氏から学んだトレーニングだけをすれば、体幹が身に着く訳ではない。木場氏は「気づきを与えるのがウチらだと思うので、彼らが『やらされているな』というメニューだと絶対にいいものにはならないですよ。このトレーニングは自分らにとっていいんだとなるかどうかは彼ら次第。今回、ある程度の基礎筋力とか体力はあったので、そこをどう活かしていくかが今後の課題になっていくと思う。伸びしろは凄くあると思うので、期待はあると思います」。週4回、教わったトレーニングを自分を高めるために、意識高く、目標を持ってやり続ければ、必ず変わることができる。4月末には彼らの自主トレーニングの成果を木場氏がチェックする機会が与えられるというだけに、その成果に期待したい。

 今後は「NIKE MOST WANTEDグローバルファイナル」の前に、Jクラブへの練習参加も予定されているという。一流選手が取り入れている「コバトレ」やJへの練習参加の経験は彼ら次第で間違いなく将来に繋げられるはず。「日本人と外国人ではドリブルの迫力だったり、足の振りの迫力が違うと思うんですけけれども、大儀見選手や長友選手は走り方とかそういうところも外国人に寄っていっているという風に自分でも思った。自分もスピードや力強さが欲しいのでより一層真剣にやろうと気持ちが増した。全体的に身体のコーディネーションを上げて行きたいので弱点を中心にやっていって、いいところを伸ばす。練習と同じですけれどもやっていきたいと思います」と語った渡邊凌、また「技術よりも身体というところ。大学でやるには身体が必要だし、グローバルファイナルでやるにも身体が必要。グローバルファイナルへ行ったら大学生とか、もっと大人のような体の人たちとやることになると思うし、それは高校では味わったことのないような感覚だと思う。少しでもフィジカル的に高いところにもっていきたい」という渡辺柊の2人は世界で勝つため、やれることをやり切ってその舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)

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