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武藤2発のF東京が敵地で昨季王者G大阪と分ける

ゲキサカ / 2015年3月7日 17時24分

武藤2発のF東京が敵地で昨季王者G大阪と分ける

[3.7 J1第1ステージ第1節G大阪 2-2 F東京 万博]

 J1は7日に開幕し、万博陸上競技場では昨シーズンの王者ガンバ大阪とFC東京が対戦した。前半アディショナルタイムにFWパトリックのゴールで先制したG大阪は、後半8分にもFW宇佐美貴史が自ら得たPKを決めた。しかし、F東京もFW武藤嘉紀が2ゴールを決めて試合を振り出しに戻し、試合は2-2のドローで終了している。

 すでにゼロックススーパーカップとACLで公式戦計3試合を戦っているG大阪は、右SBにDFオ・ジェソク、左SBはDF藤春廣輝が入っている。負傷欠場のMF今野泰幸の代わりにMF明神智和が先発出場。2列目にはMF大森晃太郎とMF倉田秋が入った。対するF東京は、4-3-3の布陣。CBでは日本代表DF森重真人とDFカニーニがコンビを組み、3ボランチはMF梶山陽平をアンカーに、MF羽生直剛とMF米本拓司が脇を固め、トップ下にMF河野広貴、2トップにFW武藤嘉紀と新加入のFW前田遼一が入っている。
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 開幕戦ということもあってか、両チームともに序盤は落ち着かない。その中でG大阪は前半12分にDF岩下敬輔がハーフウェーライン付近からロングシュートでゴールを狙い、GK権田修一の守るゴールを脅かす。同16分にもMF遠藤保仁がCKから直接ゴールを狙ったが、これもGK権田に阻まれた。

 シュートに行く回数の少なかったF東京は、左SB太田宏介がゴール前にクロスを供給するが、味方には合わない。ゴール前での見せ場が少ない展開が続いたが、G大阪は33分に倉田のパスを受けた明神がPA外からミドルシュートでゴールを狙ったが、左に逸れて行った。

 前半終了間際になり、ようやく両チームがゴールに迫る場面をつくる。F東京は、39分に梶山がPA外からシュートを放つが、DFにブロックされて右へ外れる。40分にはG大阪も宇佐美がPA内にドリブルで仕掛けたが、勇気ある飛び出しを見せたGK権田に抑えられている。

 このまま前半を終えるかと思われたアディショナルタイムに試合が動く。G大阪は宇佐美が敵陣深くでボールをキープ。このときボールがラインを越えたのか、F東京の守備の足が止まったときに、遠藤にボールを落とすと、遠藤がゴール前に柔らかいクロスを入れる。これにFWパトリックがヘッドで合わせて、ホームのG大阪が1点をリードして前半を折り返した。

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