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苦戦強いられた日本高校選抜、渡邊凌V弾で静岡県ユース選抜振り切る

ゲキサカ / 2015年3月9日 14時51分

 格上相手にモチベーションの高い静岡は、攻め切られる前にボールを奪ってカウンターへと持ち込む。立川や河上が良くボールに絡んでボールを前に運ぶと12分には左サイドから繋いで河上が右足でフィニッシュ。19分には敵陣でインターセプトした大西がそのまま持ち上がり、右前方へラストパスを送る。そして右中間を抜け出した加納が決定的な右足シュートを放った。これは日本高校選抜GK吉田が反応してCKへ逃げたが、静岡県ユース選抜は28分にも立川の突破からDFを切り返しで外した森下が決定機を迎え、アディショナルタイムにも森下のループシュートがゴールを襲うなど4,138人が入った会場を沸かせてみせる。

 一方、渡辺剛と大野が高さを発揮し、GKが好守を見せた日本高校選抜も鈴木中心にボールを動かし、SBの攻め上がりを活かしてチャンスをつくっていた。9分に久保の右クロスを一美が頭で合わせ、14分には森島が一美とのワンツーから左サイドへはたき、旗手が左足を振りぬく。さらに16分には澤田のインターセプトから青柳の放った右足シュートがクロスバーを叩いた。そして36分には左サイドで2人の間を強引に突破した旗手が右足シュート。ワンツーでマークを外すシーンもあった日本高校選抜だが、1日前に集合したチームの連動性はまだまだ。静岡県ユース選抜守備陣が待ち構えているところを強引に攻めてボールを失うなど、いい形で攻撃することができない。

 0-0で折り返した後半、日本高校選抜は前半30分に投入されていたGK脇野敦至(東福岡高)と澤田、一美を除く8選手をチェンジ。4バックは右から小川明(履正社高)、菊池流帆(青森山田高)、熊本の特別指定選手である野田裕喜(大津高)、そして澤田の並びとなり、中盤は前川優太(星稜高)と平田健人(星稜高)のダブルボランチ、右に岩崎悠人(京都橘高)、左に末吉塁(初芝橋本高)、前線は一美のやや後方に渡邊が構える陣容となった。

 静岡県ユース選抜は後半、ショートパスを繋いでグラウンダーで攻める時間を増やす。そして白鳥をDF森岡陸(磐田U-18)へスイッチした直後の後半13分、河上の右FKを上手くDF間へ飛び込んだ加納が決定的なヘディングシュート。だが、日本高校選抜はGK脇野が素晴らしいセーブで失点の危機を阻止する。静岡県ユース選抜は、日本高校選抜のGKが脇野から志村滉(市立船橋高→磐田)へ代わった後の22分にも加納が左足シュート。それでもメンバーを入れ替えても野田、菊池中心に守りの堅い日本高校選抜から1点を奪うことができない。日本高校選抜も岩崎や渡邊凌がボールを引き出し、末吉のスピードを活かしてスペースを突くが決定機をつくることができなかった。

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