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エース土居2発と起用に応えたMF片辺もゴール、玉野光南が大社下して中国新人戦3位に

ゲキサカ / 2015年3月17日 6時23分

エース土居2発と起用に応えたMF片辺もゴール、玉野光南が大社下して中国新人戦3位に

[3.16 中国新人大会3位決定戦 玉野光南高 3-0 大社高 山口県立おのだサッカー交流公園]

 第7回中国高校サッカー新人大会(山口)は大会最終日の16日、3位決定戦と決勝を行い、3位決定戦では玉野光南高(岡山1)がエースFW土居晃貴(2年)の2発とMF片辺滉己(2年)のゴールによって大社高(島根3)に3-0で快勝した。

 玉野光南は前日の準決勝で優勝校の立正大淞南高(島根1)に1-2で悔しい敗戦。気持ちの切り替えが難しい状況だったが、試合前の長いミーティングで乙倉健二監督から今大会の目的を再確認された。土居は「(会場に)来てからとか集中力なかったので、それに対してカツ入れられた。何しに来たのかを再確認して、それはプリンス勢とやって力だめしするために来た。ここでやらないと来た意味ねぇぞと」と振り返る。

 また乙倉監督の「長いリーグ戦のための、いい経験になればいい」という考えからこの日は負傷を抱えるCB西中竜斗主将(2年)の先発を回避し、プリンスリーグ中国開幕へ向けて経験値の少ない選手たちにチャンスが与えられた。その中で玉野光南は指揮官が「(普段)使ってやれん子がファイトしてくれましたね」と目を細める戦いぶりによって大会を3位で終えた。

 立ち上がり、玉野光南が相手の背後を取りかけたが、最終ラインから丁寧にボールを繋ぐ大社もすぐさま反撃する。10分にはMF廣江太輝(2年)が右サイドの深い位置までボールを運ぶと、FW桑垣誓広主将(2年)がクロス。これを10番MF森山裕大(2年)が左足ボレーで合わせる。さらに13分には、この日中盤からの飛び出しを繰り返していたMF黒崎龍樹(2年)がスルーパスで抜け出してGKと1対1に。だがシュートはGK栗尾純平(2年)のビッグセーブによって阻まれた。

 このピンチを切り抜けた玉野光南は前線からの積極的なプレッシングによって、大社に何度もバックパスを選択させる。相手の攻撃を減速させて押し込んだ玉野光南は19分、プラン通りにエース土居を投入。相手がシュートレンジまで運ぶ前にボールを引っ掛け、連続してシュートチャンスをつくり出した玉野光南は28分、右サイドのスペースを突いた土居が、強引にDFの前方に出て右足シュートを叩き込んだ。

 玉野光南はこの日、本来CBの塩田晃大(2年)をボランチ起用。ともにMF登録の塩田奨馬(2年)と有吉亮稀(2年)がCBコンビを組んだが、要所を封じて無失点で試合を進める。乙倉監督が「局面をパッと変えてくれるところがある」と評する塩田晃の配球からFW桑田大樹(2年)らが仕掛けて決定機を作り出した。後半9分にはMF岩本大輝(1年)のアシストで右サイドを抜け出した土居が、タッチライン際から技ありのシュートを決めて2-0と突き放した。

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