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2ゴールのC大阪FWフォルラン「たとえ背を向けていても、ゴールがどこにあるか分かる」

ゲキサカ / 2015年4月2日 2時57分

2ゴールのC大阪FWフォルラン「たとえ背を向けていても、ゴールがどこにあるか分かる」

[4.1 J2第5節 千葉4-4C大阪 フクアリ]

 圧巻の2ゴールだった。まずは2点ビハインドの後半25分、MF長谷川アーリアジャスールからのロングボールが、最終ラインの裏を取ったFWフォルランに渡る。自身の体のやや後方にあったボールを、フォルランは決して思い通りにコントロールできたわけではなかった。しかし、そのままゴールを見ることなく右足を振り抜くと、ボールはゴールに決まった。

 2010年の南アフリカW杯で得点王、大会MVPに輝いた特別な個の力を持つ男は、「ゴールがどこにあるかは、常に頭の中にあります。それは僕のサッカー人生で、常に頭の中にあります。たとえ背中を向けていても、ゴールがどこにあるかは分かっています」と、自身の持つ特別な感覚を明かし、得点場面を解説する。

「ボールを(触らずに)流したかったんです。しかし、弾んだことで自分に当たってしまいました。そういう感触は残っています」と、最初のボールタッチが予定外だったと言い、「ただ、ファーを狙うことは意識していました。GKは間違いなく、あのタイミングでシュートが来るとは思っていなかったはずです。少し(GKが)前に出てくるタイミングで、不意を突いて、狙い通りに決めることができました」と、胸を張った。

 2-2で迎えた後半35分にも、体を張ったFW玉田圭司が流したボールを縦に運んだMF山口蛍からの折り返しを、フォルランはファーポスト前でフリーになって受け、GKの逆を突くシュートを突き刺した。この得点についても「本当に良い形だった。プレーの起点になったところから、流れがよかった」と、満足げに振り返る。

「PA内の中央には、アーリア(長谷川アーリアジャスール)も入っていました。それで相手の左SBが誰を捕まえればいいのか、分からない状況だったと思います。アーリアが手前にいたので、僕はより前に突っ込んで行きました。その動きでフリーになることができ、そのときに蛍が顔を上げて僕をしっかり見てくれて、最高のアシストをしてくれました」

 2点目のカカウへのアシスト、さらに4点目も自身の蹴ったCKの流れから決まった。全4ゴールに絡む活躍を見せたフォルランは「得点に絡むことが、私のやるべきことです。直近の2試合、岡山戦、横浜FC戦では点を取る事ができませんでしたが、少なくとも良いパスは出せていました。ゴール、アシストという形でチームに貢献することが、今日もまたできたかなと思います」と、好調ぶりに口も滑らかだった。

(取材・文 河合拓)▼関連リンク
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