[プレミアリーグWEST]「強いサンフレユースを見せたい」V奪還目指す広島ユースが加藤陸3発などで白星発進!
ゲキサカ / 2015年4月14日 7時44分
[4.12 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 履正社高 2-4 広島ユース 万博記念競技場]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグWESTは12日、第1節2日目の2試合を行い、3年ぶりの優勝を目指すサンフレッチェ広島ユース(広島)と初参戦の履正社高(大阪)との一戦は10番FW加藤陸次樹(3年)のハットトリックの活躍などによって広島が4-2で勝った。
プレミアリーグ初年度の11年と12年にプレミアリーグWESTとチャンピオンシップを連覇している広島と、昨年のプリンスリーグ関西で14連勝を記録して優勝し、プレミアリーグ参入戦で静岡学園高、前橋育英高を撃破してプレミアリーグへ駆け上がってきた履正社。序盤、攻勢に出たのは履正社だった。前半5分、履正社は前線でボールを収めたFW林大地主将(3年)がターンからスルーパス。これで抜け出したFW菅原大空(3年)がGKをかわす。シュートまでは持ち込めなかったもののビッグチャンスをつくると、その後も10番FW牧野寛太(3年)や林中心に前へ出る力を発揮。球際でのチェックも厳しく、広島をやや押し込んで試合を進めた。27分にアンカーのMF小川達也(3年)が負傷退場するアクシデントがあったものの、29分には相手の背後を突いた林が縦パスから決定的なシュートへ持ち込んだ。
広島の沢田謙太郎監督も「相当苦しかったですね。あれで失点していたら大変なことになっていたかなと思います。裏に蹴られて、走られて後手になっていたところがあって、自分たちの甘い部分がかなり出て失点してもおかしくない部分が何度もあった」と振り返る序盤。だが、辛抱強く守った広島は少ないチャンスをものにして流れを傾ける。前半36分、U-18日本代表候補MF長沼洋一(3年)が獲得した右CKを主将の左MF加藤威吹樹(3年)が左足で入れると、ファーサイドから飛び込んできた双子の弟、加藤陸がダイビングヘッドで合わせて先制。リードを奪った広島は39分にも「加藤ツインズ」のホットラインで2点目を奪う。中盤でDF2人の間を突破した長沼が左サイドへ展開。これを加藤威が左足でクロスを放り込むと、中央の加藤陸が打点の高いヘディングシュートで再びゴールを破った。
2点リードして後半を迎えた広島は沢田監督が「期待以上にやってくれた。守備のカバーももうひとり(力安)と献身的にやってくれた」と評した1年生MF仙波大志とMF力安祥伍(2年)のサポートを受けた長沼が自由奔放なゲームメーク。相手が食いつけばダイレクトで叩き、しなやかな動きのドリブルで局面を打開する。そして右MF前田武勇(3年)や加藤陸を活用しながら3点目を狙う。そして17分、広島は加藤陸のスルーパスで左サイドを抜け出した長沼がカバーしたDFを外してラストパス。中央でDFのクリアミスを逃さなかった交代出場FW満田誠(1年)がゴールへ押し込んで3-0とする。さらに23分には中盤でのインターセプトから長沼が左足でDFの背後へループパス。飛び出したGKよりも先に頭でコントロールした加藤陸が最後は浮き球を右足でゴールへ押し込んでハットトリックを達成した。
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