[プレミアリーグEAST]「プレミアの厳しさ」味わった復帰初戦、その反省活かしたF東京U-18が流経大柏に4-0快勝
ゲキサカ / 2015年4月20日 18時36分
[4.19 高円宮杯プレミアリーグEAST第2節 流通経済大柏高 0-4 F東京U-18 柏の葉]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEASTは19日、第2節を行い、ともに初戦黒星スタートだった流通経済大柏高(千葉)とFC東京U-18(東京)との一戦は、MF佐藤亮(3年)のハットトリックの活躍などによって4-0でF東京が快勝した。
初戦で青森山田に競り負けたショックを引きずっていた部分もあったという流経大柏。「(それは)過信でね」と指摘した本田裕一郎監督はコンディション面の悪さと個のレベルの違いについても口にしていた。そして指揮官が「まず上手にボールが取れないのがあるし、両サイドが機能しない。原因はいろいろあったと思うんですけど、システム変えても全然機能しないし。2試合続けて悪いんですよ」と首を傾げた流経大柏に対し、F東京は鹿島ユースに一瞬の隙を突かれて敗れた開幕戦から佐藤一樹監督が「(プレミアリーグは)隙を見せたらやられるんで、そういった意味ではトレーニング、オフ・ザ・ピッチのところからそういったすべてのところにこだわる。挨拶もそうだし、自分のロッカー周りもそうだし、全てがサッカーに繋がっている。そういう甘さが初戦の失点みたいなミスを生むんだぞと。ピッチ上でのトレーニングの雰囲気とかもしっかり締めないと、それがそのまま出るよという話をして」練習、この試合に臨んでプレミアリーグ復帰後初白星を飾った。
F東京は11年以来となるプレミアリーグ挑戦だ。「(鹿島ユース戦は)プレミアっていう独特なプレッシャーに負けてしまった部分が凄くあると思います。もうちょっと躍動できるかなと思ったけれど、プレミアの重圧にちょっと本来のパフォーマンスを個人もチームも出せなかったのがあった」と佐藤監督が振り返る復帰初戦。だが、「プレミアの厳しさ」を体感したことで間違いなくチームの意識は高まった。この日は2-0で迎えたハーフタイムにも選手同士が熱い意見交換。MF佐藤が「(初戦の黒星で)チームとして少しピリッとしたというか、プレミアは甘くないんだなとみんな感じたと思うし、だからこそきょうの試合は入り良くできたんじゃないかと思います」と話したように、F東京に隙はなかった。
立ち上がり、流経大柏はスペースへ飛び出すFW高橋秀斗やFW松本雅也(ともに3年)を起点とした攻撃からMFジャーメイン・アレックス(3年)や高橋がシュートへ持ち込む。その後も高橋のロングスローなどからゴールを狙う流経大柏だが、DF柳貴博(3年)が「流経はやっぱり競り合いとかセットプレーが強いので、そこで自分たちが負けたら流経のペースになってしまうので、そこはしっかりしていかないといけないと。(ロングスローなどにも)対応はギリギリなんですけど、できたと思います」と語ったF東京はいずれもエアバトルで強さを発揮する柳、DF渡辺拓也主将(3年)、DF岡崎慎(2年)の3バックが空中戦に自信を持つ流経大柏に負けずに跳ね返すと、前線からの連動した守備もハマり、相手の最終ラインからのパスをMF安部柊斗(3年)らが何度も引っ掛けてチャンスに繋げる。
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