[DFB杯]ドルトムントが死闘制し決勝へ、バイエルンはPK戦4人連続失敗で3冠夢散…
ゲキサカ / 2015年4月29日 6時38分
[4.28 DFBポカール準決勝 バイエルン1-1(PK0-2)ドルトムント]
DFBポカール(ドイツ国内杯)は28日、準決勝を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でバイエルンと対戦し、1-1のまま突入したPK戦の末、PK2-0で勝った。香川はトップ下で先発したが、得点に絡めず、0-1の後半25分に交代。チームはその後、同点に追いつき、PK戦にもつれ込む死闘を制した。ドルトムントは2年連続の決勝進出で、3シーズンぶりとなる優勝に王手をかけた。
ブンデスリーガ3連覇を決めたバイエルンは前半14分、左CKにFWトーマス・ミュラーが合わせるが、ヘディングシュートはミートし切れず、ゴール左に外れる。序盤からボールポゼッションを高めて試合の主導権を握るが、なかなか決定機をつくるまでには至らなかった。
前半30分、ドルトムントはカウンターから香川が中央をドリブルで持ち上がり、チームメイトの動き出しを見ながら左サイドへのパスを選択。ところが、これをDFメフディ・ベナティアがカットし、一気に前線へロングフィードを送ると、最終ラインの乱れを突いたFWロベルト・レワンドフスキがゴール前に抜け出した。
GKとの1対1から放った左足のシュートは左ポストに当たったが、跳ね返りを再びレワンドフスキが拾い、角度のない位置から冷静に右足でDFソクラティス・パパスタソプロスの股間を抜き、無人のゴールに流し込んだ。昨季までドルトムントに所属していたレワンドフスキはリーグ戦でもホーム、アウェーともにドルトムント戦でゴールを決めており、古巣相手に“3戦連発”となった。
1点リードで折り返した後半もバイエルンが優勢に試合を進める。しかし、後半3分、MFミッチェル・バイザーのスルーパスに反応したミュラーのシュートはGKの好セーブに阻まれ、同10分にはレワンドフスキのシュートがクロスバーを直撃。こぼれ球を拾ったミュラーがPA内で仕掛け、DFマルセル・シュメルツァーをかわそうとしたところでボールはシュメルツァーの手に当たったように見えたが、主審の笛は鳴らなかった。
2点目が遠いバイエルンは後半23分、MFチアゴ・アルカンタラに代えてMFアリエン・ロッベンを投入。ロッベンは腹筋を肉離れして負傷交代した3月22日のボルシアMG戦以来の復帰となった。一方のドルトムントは後半25分、香川に代わってMFヘンリク・ムヒタリアンがピッチに入る。すると5分後の後半30分、同点に追いついた。
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