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[関東]慶應義塾大が首位・明治大を撃破!!1-0プラン崩れるも、全員守備で白星勝ち取る

ゲキサカ / 2015年5月4日 8時20分

 前半38分にはFW和泉竜司(4年=市立船橋高)が魅せた。DF高橋諒(4年=国見高)からの浮き球、後方からのボールを鮮やかにトラップ。ぴたりと足下へつけると、PA左へドリブル突破。左足で折り返すも得点にはつながらなかった。

 すると前半終了間際の44分、慶應義塾大がセットプレーから同点に追いついた。端山が蹴り込んだ右CK、望月が渾身のヘディングシュートを叩き込んだ。そのまま前半は終了。1-1で折り返す。

 迎えた後半、2度目のリードを奪いにかかる明治大だがゴールは遠い。後半4分には柴戸のパスに抜け出たFW藤本佳希(4年=済美高)がDF2枚を背負いながらも、GKと1対1へ持ち込む。しかしシュートは枠外へ。同8分にはU-22代表DF室屋成(3年=青森山田高)の右クロスからMF道渕諒平(3年=仙台ユース)がヘディングシュートを打つもGKに止められた。同16分には和泉が右サイドからドリブル突破。折り返しを受けた差波がシュートを打つも、クロスバー上へ大きく飛んでいった。

 耐えていた慶應義塾大だったが、後半18分に一瞬の隙をつくと逆転に成功。右サイドからDF手塚朋克(2年=静岡学園高)がドリブルで持ち込むと、DFがカットしたこぼれに詰めていたMF渡辺夏彦(2年=國學院久我山高)がシュートを決めた。2-1とリードを奪った。

 追いつきたい明治大は4-2-3-1から3-5-2へシステムを変更。前へ枚数をかけて、ゴールを奪いにいった。しかし、ゴールネットは揺らせない。逆に慶應義塾大は、カウンターからチャンスを演出。後半27分には渡辺が右サイドからドリブルで持ち込み、ループ気味のシュートを打つもクロスバーを叩いた。

 明治大は後半27分にMF早坂龍之介(3年=浜松開誠館高)、同32分にはFW木戸皓貴(2年=東福岡高)をピッチへ送る。その後は再び4バックへ戻すなど、策を投じるが流れは変わらない。差波が幾度か前線へのパスを狙うも味方に合わず。終了間際のアディショナルタイムには、遠目の位置でFKを獲得。差波が直接狙うもクロスバー上方へ大きく超えていった。そのまま試合は終了。慶應義塾大が2-1で逃げ切り、勝利を挙げた。

 試合後、明治大の栗田大輔監督は「フィニッシュで決めていればうちのゲームだった。最後の精度を欠いていたが、あそこで決めていれば」と唇を噛みながらも、「全体としては悪くなかった。選手間の距離が遠くなっていたり、バランスが悪い部分があった。修正すれば戻ってくると思う」と前を向いた。

 とはいえ、これで3戦勝ち無しという結果。主将の和泉は「(リーグ戦は)そんなに甘くないぞということ。まだまだ足下をみてやっていかないと。今の結果が自分たちの実力だと思ってやるしかない。逆にメンタル的にも強くなるチャンスだと思うので、負けているときに何ができるのか、プラスに考えていきたい」と険しい表情で語った。

 次節は慶應義塾大は中1日で神奈川大と対戦。明治大は中2日で桐蔭横浜大と戦う。決勝弾を決めた慶大・渡辺は自らのゴールに笑顔をみせるも、「次で負けたら今日の勝利が本当にもったいない。次のゲームへ向けて準備するよう、切り替えたい」と表情を引き締めていた。7日間での3連戦。最後に笑うのはどこのチームか。

(取材・文 片岡涼)
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