移籍後初ゴールも反省の磐田FW森島「あそこで喜んでしまった」
ゲキサカ / 2015年5月31日 16時26分
[5.31 J2第16節 徳島2-2磐田 鳴門大塚]
3位ジュビロ磐田はアウェーで徳島ヴォルティスと対戦し、2-2で引き分けた。2点差を追いつき、連敗は免れたが、これで3戦勝ちなし(2分1敗)。一方の徳島は今季9度目の引き分けに終わり、8試合勝ちなし(7分1敗)となった。
磐田は前半6分、MF小林祐希がブレ球の直接FKでゴールを狙うが、GK相澤貴志がかろうじて弾き出す。徳島もMF濱田武のスルーパスにMF大崎淳矢が抜け出したが、シュートは枠を捉え切れなかった。
均衡が破れたのは前半41分。徳島は高い位置でMFエステバンがボールを奪うと、そのままドリブルで持ち込み、左足でゴールに流し込んだ。1点リードで迎えた後半8分にはGK相澤のロングフィードをFW佐藤晃大が頭で落とし、MF佐々木陽次がスルーパス。これに反応した佐藤が技ありの左足ループシュートで追加点を奪った。
2点を追う展開となった磐田も怒涛の反撃を見せる。まずは後半24分、MF上田康太の右CKからDF櫻内渚が豪快なダイビングヘッドで1-2。さらに同40分、MF松井大輔に代えてFW森島康仁を投入すると、試合終了間際の44分だった。
ハーフウェーライン付近でMF松浦拓弥がDF橋内優也からボールを奪取。すぐさま縦パスを入れると、FWジェイがワンタッチで流したボールを森島が左足ダイレクトでニアサイドを破り、2-2の同点に追いついた。
5月に入って3試合連続メンバー外となり、前節・群馬戦(1-2)で4試合ぶりにベンチ入りするも出番のなかった森島。「サッカー人生で一番悔しいメンバー外だった」という時期を乗り越え、ラスト5分で投入されると、「5分でも絶対に点を決めないといけないと思っていた」という強い決意で5試合ぶりのピッチに立った。
土壇場の移籍後初ゴールで勝ち点1獲得に貢献したが、試合後のインタビューでは得点後にすぐにボールを取りに行かなかったことを悔やんでいた。「あそこで(同点ゴールを)喜んでしまった自分のメンタルはまだまだだと思う」と反省の言葉を口にし、次節こそチームを勝利に導くプレーを誓った。
●[J2]第16節1日目 スコア速報
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