[総体]実力拮抗の大熱戦!帝京長岡がPK戦で新潟西に競り勝ち、4強進出!
ゲキサカ / 2015年6月4日 21時6分
帝京長岡の3年生は、中学3年時に長岡ジュニアユースFCで全日本ユース(U-15)フットサル大会を優勝しているメンバーで、ショートパスのコンビネーションは得意としている。小林は「トーナメントで動きが硬くなっていたし、強風もあった。相手のカウンターも鋭い。奪われたら……という怖さはあるので、多くは出せなかった」と話したが、その分だけ緩急がついた部分もあり、古沢徹監督も「縦のボールに飛び出す動きと、前で収まったときに1タッチ、2タッチの連係でGKと2対1の状況まで持って行く動き。その2つがいつも言っている攻撃。得点は、ショートカウンターが発動した」と手ごたえを示した鮮やかな崩しだった。
しかし、この1点で帝京長岡が一気に試合の流れをつかんだわけではなかった。新潟西は後半29分に右からのクロスを鳥島が折り返して、2年生ボランチの小川朋広がシュート。ブロックされてわずかにゴール左に外れたが、際どいシーンを作り出した。さらに後半35分、鳥島が前に出て来たGKをかわすようにして抜け出したが、帝京長岡はDF吉田誠のカバーで難を逃れた。
一進一退の攻防は70分間、そして延長戦でも決着が付かず、PK戦に突入。互いにミスなくキックを成功させて迎えた3本目で「PKは、得意。練習では5本連続で止めたこともある」という帝京長岡のGK小川が右に跳んで勝負を決めた。帝京長岡は、そのまま全員がキックを成功させ、5-3で勝利。際どい勝負を物にした。準決勝の相手は、スキルの高い選手がそろう新潟明訓。ファイナル進出をかけた好カードに臨む。
(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
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