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[総体]3年生中心に苦しい戦い乗り越えた大阪桐蔭が3年ぶりの近畿制覇!

ゲキサカ / 2015年6月22日 21時0分

 試合終了間際の35分にも再び清水。MF黒川圭介が突破から放ったシュートからCKを獲得すると、ゴール前に上がったボールをヘディングで叩き込み、2点目を獲得。終盤のチャンスをしっかり物にした大阪桐蔭が2-0で神戸弘陵を下し、栄冠を手にした。

 大会を制した大阪桐蔭は失点してもおかしくない場面を与えながらもDFを中心に集中力を切らさずに対応。勝負どころをきっちり逃さず得点に繋げた。上田は「この大会は初戦の三田学園高戦から厳しい戦いが続いたけど、3年生主体だったから、ベンチからの声も良く出ていたし、苦しい時にも頑張れる力になれた」と勝因を分析。また「自分たちの課題であるメンタルの弱さがこの大会で強くなってきた。試合ごとの波がなくなってきたのかなと思う」と続けたように、タイトルだけでなく大きな収穫を得た様子だった。試合後は応援団や保護者と優勝の喜びを分かち合ったが、浮かれた様子はなく、「今大会を経験した下級生はGK稲垣佳祐と田村のみ。3年生が『一生懸命やったね』で終わるのではなく、この経験を他の1、2年生に伝えることが出来るかが、これからの成長に繋がる」(永野悦次郎監督)とすでに視線は先を見据えていた。

 対して神戸弘陵は、終盤まで自らのペースで試合を進めながら勝利とはならず。谷純一監督は「正直、もったいないゲーム。後半の途中までうちのリズムで試合が運べたとは思う。点が獲れなかったことと、残り10分でうちの運動量が落ちた隙を逃さず突いてくる駆け引きの巧さが結果に繋がりましたね」と悔やんだ。全国総体を逃していただけに今大会にかける思いも強かったが、「速くボールを前におさめる時と、全体で使い分けができればと思っていたけど、近畿大会では上手くできたと思う」と収穫も十分。加えて、「今大会はGK以外が全員3年生で、言いたいことを言い合えたり、これまで以上に関係性が良くなった」(DF中濱颯斗)ことも今後に繋がる収穫と言えそうだ。

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

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