ホーム8戦目で初勝利…柏MF大谷「サポーターと喜べたことが何よりもホッとした」
ゲキサカ / 2015年6月23日 22時39分
[6.23 J1第1ステージ第13節 柏 1-0 G大阪 柏]
試合終了の笛が鳴った瞬間、柏レイソルのキャプテンはピッチに崩れた。7試合勝ちなし(3分4敗)で15位。そして、J1第1ステージのホーム最終戦にして、ホーム初勝利。タイトル争い常連になった柏にとって、あまりに長いトンネルだった。「ガンバが相手だと言っても、しっかり中盤でボールを動かして結果を出そうと言っていた。まず、最優先は結果でしたし、ホームでサポーターと喜べたことが何よりもホッとしました」。ミックスゾーンに現れたMF大谷秀和は安堵の表情を浮かべた。
1点のリードで迎えた後半39分にピッチに投入されたのがDF近藤直也。G大阪戦が、2014年9月27日のFC東京戦(●0-4)以来、約9か月ぶりの復帰戦となった。待ち焦がれた背番号「3」の出場を、ホームに駆けつけたサポーターは大きな拍手で迎えた。その瞬間を「鳥肌立ちました」と近藤。「みんな集中していたから、その感じを壊さずに入れれば」。逃げ切りを計るために最終ラインを5枚に増やし、その中央に入った近藤は「なかなか難しい場面だったけど……、とりあえず勝ててよかったです」と、8試合ぶりの勝ち点3を喜んだ。
「『何回も同じ失敗を繰り返しちゃいけない』。その意識を全員が持っていたと思う」。リードしながら時計の針を進め、勝ち切ることができた一戦を、MF栗澤僚一はそう振り返る。AFCチャンピオンズリーグでは8強進出と結果を残しながらも、Jリーグでは勝ち点を積み重ねることができず14位と低迷している。特にホーム日立柏サッカー場での直近2試合は、浦和戦(△3-3)、広島戦(●2-3)ともにラスト5分で失点を喫し、勝ち点を失っていた。「満足していない。もっと上にいかなきゃいけないチーム」。多くのタイトルを知るチーム最年長は、巻き返しを誓っていた。
(取材・文 奥山典幸)
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