現役高校生必見!!ユニバ代表・神川監督が語る、「進路は高2から…」
ゲキサカ / 2015年7月1日 22時41分
―高校生が進路を選択する上で重視するべきところはどこになるのでしょうか?
「その大学の風土や体質が自分のあっているものかどうかは、絶対に見なければいけない。あとは大学にいって、何を学びたいかもリンクさせる必要があります」
―大学へ練習参加するなかでしっかりと見るべき部分は?
「肌感覚、居住空間ですね。自分がその大学のクラブに身をおいたときに、居心地がいいと思ったか、ここは耐えられないなと思ったか。厳しいか、耐えられるかどうかではなく、自分が求めている風土や体質の空間なのか、違うのかは絶対に見た方がいいです。できれば早い段階の高校2年生くらいから、見ておいた方がいい」
「高校の監督さんや先生も、大学サッカーはほとんど見ていない方が多い。(練習へ)見に来ていませんから。だから適切なアドバイスはできないはず。なので自分の目で、肌で、感じないとダメですね。監督さんが『Aの大学へ行け、Bの大学へ行け』というから見学にいくというのはやめて欲しいです」
―それでも先輩や監督、顧問の先生、知り合いに勧められたからという理由で進学する選手が大半なのが現実です。
「危険ですね。極めて危険です。4年間というのは、終わってみれば短いかも知れませんが、決して短くはないですよ。日々を過ごすところと考えると、中学や高校と比べても長い。しかも自分で決められる24時間が今までよりも遥かに多い。自分で判断して、自分で決めて、行動するという基本的な行動姿勢ができていないと、大学へ来ても決しておもしろい生活にはならない」
「誰かが与えてくれる、誰かがつくってくれる、パッケージみたいなものを求めているなら、大学に来てサッカーをやらない方がいいと思う。普通に受験して、大学生をやった方がいい。大学で何をやりたいかが少しでも明確になっていて、その実現のためにはどこの大学のどこのサッカー部だと、自分がなりたい自分になれる可能性が高まるかを考えて選んだほうがいいです」
―必死にサッカーに打ち込んでいる高校生が進路について、そこまで深く考えられるかというと、難しい部分もあるのかもしれません。
「高校生には『そんなことまで考えてないよ』と言われてしまうかもしれないけれど。それくらい考える高校生であってほしい。『早熟たれ』ですね。なぜかというと、大学選びは極めて重要だから。自分で決めるまでの過程や覚悟が大事になってくるんです」
「不利益なことが起こったり、どんなことだって理想通りにはならない。そんな困難がぶつかってきたときに、解決するのは自分自身だから。大学では誰も手なんか差し伸べてくれない。それを解決するときの一番の糸口は『なんで自分はここにきたのか』という選択の過程や、理由や覚悟なんですよ。そこからしか、そういう苦しみからは脱却できない。他人や組織にも脱却の糸口はない。だから自分で選ばないとだめだよと」
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