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現役高校生必見!!ユニバ代表・神川監督が語る、「進路は高2から…」

ゲキサカ / 2015年7月1日 22時41分

―明治大学さんでは高校生の練習参加を広く受け入れているそうですね?
「明治大は高校2年生から練習参加を許可しています。明治大を希望していなくても、『大学サッカーってなに?』というところから、見てみたい子は来いよとやっていますから。もちろん、高校の監督さんを通じて(の参加)ですけど、弱いチームだろうが、強いチームだろうが関係ないです。そういう意味でもうちは門戸を開放しているんです。知らないでものを選ぶ子が多すぎるので」

「果たして(関東)1部にいくことだけが、本当にいいことかはわからない。(関東)2部へ行った方がいい場合もあるかもしれないし、都学連の方がいいかもしれない。4年間も高い授業料を払って、やりたくもない勉強をやるのはバカバカしいじゃないですか。そういう部分を考えれば、自分でいろいろな条件をつくって、その条件に従って、大学を選んだ方が絶対いいに決まっているので」

「18から22歳というのはもっとも人間として、脳や精神が成長する度合いの高い時期。欧米に比べると、日本人は成長が遅い。向こうだと15歳くらいから大人っぽいが、日本は幼い。要するに日本の教育システムがそのレベルだから、幼くなってしまう。それならば、サッカーを通じて、18歳から22歳である程度の完成形をめざすのであれば、ちゃんと自分で選んだ道でやった方が効率はいいんじゃないかなと。社会に出たら、それこそ誰も助けてくれないんだから。だったら、(学生として)最後の4年間は重要なんじゃないかなと高校生に投げかけたいですね」

―地方の学校へ通う高校生のなかで、より上を目指す選手は関東や関西を選びがちです。その選択は正しいのでしょうか?
「地方の選手が関東に出てくる上での一番のネックは金銭の問題。経済面の問題がクリアになっていて、かつ自分の目的に達している大学がそこにあるのなら、関東まで来るべきだとは思うけれど、そういう部分がクリアできなかったら、今は地方にも魅力的な大学はたくさんある。そこをしっかりと見た方がいいですね」

「逆にいうと地方の方が全国大会に出やすい。デンソーカップチャレンジの地域選抜にも選ばれやすいという面もある。高校生は、そういう部分が分かっていない子も多いんじゃないかと思う。北海道や東北などでもいい。周りがどうあれ、自分のやるっていう気持ちがあればいいんじゃないかなと。だからこそ、周りに流されるような奴ではだめなんです」

「とはいえ、環境が人を育てるという面もあるので、より高いレベルの環境を目指せればいいとも思う。明治大も一部分は環境はいいが、一部分は悪い。人数は少なくて、練習のピッチでのレベルは高い、そういう部分の環境はいい。ですが寮はあまり良くないし、学費は高いし、授業は全然“下駄を履かせて”くれない。朝練しかやらないという環境の悪さもある。何がいいかは自分で決めないと。あとは高校の監督の意向が強すぎる場合もあるから、それはそれとして聞いておいて、やっぱり自分でしっかりと調べられるような人であってほしいですね」

(取材・文 片岡涼)
●ユニバーシアード競技大会2015特集

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