C大阪から欧州へ…長谷川アーリアジャスールがサラゴサへ完全移籍

　セレッソ大阪は2日、MF長谷川アーリアジャスール(26)が、今月5日付けでスペイン2部のレアル・サラゴサへ完全移籍すると発表した。

　イラン人の父親と日本人の母親を持つハーフの長谷川は昨年、FC東京からC大阪に加入。移籍初年度でJ2昇格を経験したが、今季は20節を終えて18試合に出場し、3得点を挙げていた。

　クラブを通じて長谷川は、「セレッソでの一年半という期間で正直何も残すことができなかったことが本当に悔しいです。ただ、監督、スタッフ、チームメイトをはじめ、ファン、サポーター、セレッソに関わるすべての方々には本当に感謝しています。どんな時も応援してくださったり、苦しい時に仲間で励ましあったり色々な経験をさせていただきました」と感謝の言葉を述べた。

「このタイミングでの移籍は本当に悩みましたが、小さいころからの夢であった海外へのチャンスを頂いたので挑戦したいと思い決断しました。J1昇格という目標を一緒には達成できませんがスペインからずっと応援したいと思います。皆さん本当にありがとうございました」と移籍の理由を語っている。

　なお、サラゴサは現在、長谷川がF東京やC大阪で指導を受けたランコ・ポポヴィッチ監督が指揮を執っている。

　以下、クラブ発表のプロフィール

●MF長谷川アーリアジャスール
■生年月日
1988年10月29日(26歳)
■出身地
埼玉県
■身長/体重
186cm/75kg
■経歴
横浜FMユース-横浜FM-F東京-C大阪
■代表歴
U-15日本代表('03)
U-18日本代表('05)
U-19日本代表('06)
日本代表('12)
■通算出場記録
J1リーグ:163試合出場(13得点)
カップ戦:27試合出場(3得点)
J2リーグ:18試合出場(3得点)
天皇杯:18試合出場(0得点)
ACL:14試合出場(3得点)