[日本-メコンU-15サッカー交流プログラム]「自分で自分の心に火をつけろ」指揮官の言葉に発奮したU-15日本代表が全勝V!
ゲキサカ / 2015年7月3日 20時58分
[7.3 日本-メコンU-15サッカー交流プログラム U-15日本代表 2-0 広島JY J-GREEN堺]
カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオスのメコン5か国と、U-15日本代表、ヴィッセル神戸U-15、サンフレッチェ広島ジュニアユースの8チームが優勝を争った「日本-メコンU-15サッカー交流プログラム」は3日、大会最終日を行った。グループリーグA、Bをそれぞれ首位で勝ち抜いたU-15日本代表と広島JYによる1位決定戦は、2-0でU-15日本代表が勝利した。
「自分で自分の心に火をつけられないようじゃ、自立したサッカー選手じゃない」。試合前に森山佳郎監督からかけられた言葉に発奮したU-15日本代表の選手たちが、序盤から広島JYを押し込んだ。
まずは前半6分、中央をテンポ良くパスを繋ぎ、右を上がったDF遠藤光(三菱養和SC調布ジュニアユース)がゴール前にクロスを入れると、ゴール前のFW石井快征(鳥栖U-15)がヘディングシュート。これは惜しくも枠の右に逸れたが、14分にもMF神戸康輔(大阪桐蔭高)のスルーパスから右サイドに展開し、再び遠藤と石井のホットラインでゴールを狙うなど果敢な仕掛けで広島JYに主導権を与えなかった。また、右からだけでなく、左サイドからもDF岩井龍翔司(横浜FMジュニアユース)とMF桝谷岳良(川崎F U-15)のコンビがチャンスメーク。サイドを広く使った攻撃で、広島DFの中央にスペースを作ると、20分に遠藤が右サイドから広島DFとGKの間に通したパスをMF船越大夢(神戸U-15)が合わせて、試合を動かした。
対する広島も、23分に「ここでアピールすれば、次に繋がるという思いで試合に挑んだ」という代表組のFW桂陸人が高い位置でボールをカット。素早くMF閑田隼斗に繋ぎ、ゴール前にスルーパスが入ると、FW棚田颯が抜け出したが、判定はオフサイド。反撃のきっかけを掴めないまま、前半を終えた。
後半も試合の主導権は日本。前半同様にピッチの幅を使った攻撃を展開しつつ、奪われても高い位置から奪い返し、2次攻撃に繋げた。後半12分には桝谷が右サイドからPAに切り込み、GKを引き寄せると、後方へパス。FW石井が無人のゴールを狙ったが、DFにクリアされる。以降も決定機を作ったが、「最後の部分で甘さが出た。出し手と受け手の動きが合っていなかったり、パスやボールコントロールの質が甘かった」(森山監督)と課題が露呈し、追加点に繋がらない。
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