1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[国際ユースサッカーin新潟]代表としての「プライド」と「共有力」、U-17日本代表が後半4発で新潟選抜に逆転勝ち

ゲキサカ / 2015年7月20日 9時40分

 U-17代表はこの日、初戦から先発7人を入れ替えて、“苦手”の新潟選抜戦を戦った。GK脇野敦至(東福岡高)、4バックは右SB田中陸(柏U-18)、CB森岡陸(磐田U-18)、CB橋岡大樹(浦和ユース)、左SB杉岡大暉(市立船橋高)の4人。中盤は渡辺皓太(東京Vユース)、伊藤洋輝(磐田U-18)のダブルボランチで右MF田中康介(京都U-18)、左MF安井拓也(神戸U-18)、2トップは菅大輝(札幌U-18)と伊藤涼太郎(作陽高)がコンビを組んだ。一方、昨年の長崎国体4強メンバーが中心の新潟選抜はMF関口正大主将(新潟明訓高)やセルビア戦決勝ゴールのCB阿部晃大(新潟明訓高)らが先発した。

 前半、新潟選抜がショートコンビネーションから関口やMF榎並洸(新潟明訓高)がシュートへ持ち込んだのに対し、U-17代表は13分に左サイドから思い切りよく仕掛けたSB杉岡が左足シュート。さらに16分には田中陸のループパスを華麗にコントロールした伊藤が右足シュートを放つ。その後もU-17代表はボールを握っている時間が長かったが、攻守ともに連動性を欠いていい形でボールを奪ったり、攻め切るシーンをつくることができない。個々の良さをなかなか結び付けられない日本に対し、新潟は前線からのアグレッシブな守りに加えてCB小川朋広(新潟西高)ら最終ラインが奮闘。そして攻撃面ではサイドからの個人、グループでの仕掛けを見せるなど、藤田敬三監督が「今までで一番アグレッシブだったし、スピード感もあった」と説明した内容の試合でU-17代表に食い下がった。

 そして引くことをせず、同年代のU-17代表相手にチャレンジャー精神を持って臨んでいた新潟選抜が先制点を奪った。前半42分、新潟は右サイドへ展開したボールを懸命に追いかけた右SB小林将真(新潟明訓高)がタッチライン際でのスライディングでボールを残すファインプレー。このパスを受けたMF楜沢健太(帝京長岡高)が縦へ切れ込んでクロスを上げると、ニアサイドへ飛び込んだFW福間悠仁(新潟明訓高)が右足ダイレクトでゴールへねじ込んだ。

 だが、後半開始から伊藤洋、伊藤涼、渡辺、田中康に代えて佐々木、吉平、冨安、岩崎を投入したU-17代表は、佐々木や杉岡、冨安が左サイドから次々と仕掛けるなど後半開始から怒涛の攻撃を見せると11分、吉平の左クロスがDFのハンドを誘ってPKを獲得。吉平の右足シュートは一度、GK杉本陸(新潟明訓高)に止められたが、こぼれ球を吉平が自ら押し込んで1-1。さらに16分には安井の左クロスに迫力を持って飛び込んだ菅が頭でゴールへ叩き込んで逆転した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください