[総体]ユース取材ライター陣が推薦する「総体注目の11傑」vol.2
ゲキサカ / 2015年7月23日 10時37分
特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校総体注目の11傑』
平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技(8月3日開幕、兵庫)開幕間近! ゲキサカではユース年代を主に取材するライター各氏に、高校サッカーの「夏の祭典」に臨む出場校の中から注目選手11人を挙げてもらい、ピックアッププレーヤー1人をコラムで紹介してもらいます。第2回は“ユース教授”こと、安藤隆人氏による11名リスト、そして四日市中央工高MF森島司選手についてのPICK UP PLAYERコラム(別記事へ移動します)です。
いよいよ始まる、高校生の真夏の祭典・インターハイ。日本クラブユース選手権に並ぶ、この熱き戦いの11傑は、これまでの自分の選考基準通り、フォーメーションに当てはめて考えてみた。フォーメーションは4-3-3。
GKは脇野敦至(東福岡高)、廣末陸(青森山田高)、鈴木孔明(日大藤沢高)の3人で迷ったが、空中戦の強さとしなやかさがある脇野をチョイス。4バックは高さと強さ、そしてクロスの精度を重視して選出。野田裕喜(大津高)、常田克人(青森山田高)、重松勇樹(中京大中京高)ら、今大会はハイレベルなCBが揃うが、ここでは三ツ田と大南をチョイス。三ツ田の前への推進力、大南のカバーリングスピードの組み合わせを見てみたいという理由から。サイドバックは右にスピードとクロスの精度が光るタビナス・ジェファーソン(桐光学園高)を、左はおそらく高校ナンバーワンの威力を誇るロングスローを持つ原山海里(青森山田高)を選んだ。
アンカーには椎橋慧也(市立船橋高)を選出。守備能力が高く、かつ攻守に関わり続けられる高性能ぶりを評価。ツーシャドーには加藤潤(新潟明訓高)と森島を。神谷優太(青森山田高)、山本蓮(久御山高)、山本悠樹(草津東高)、藤川虎太郎(東福岡高)という選択肢もあったが、ゲームコントロールに優れた加藤と、間違いなく今大会ナンバーワンMFの森島司(四日市中央工高)の組み合わせに。2人の高い戦術眼で、多彩な攻撃を演出してくれるはずだ。
3トップは中央に神谷凱士(東海学園高)、左に小川航基(桐光学園高)、右に一美和成(大津高)を並べたい。神谷凱は本来ボランチだが、FWとして起用したい。3人ともフィジカルが強く、前線に3つの収まりどころがあるのが魅力で、特に小川と一美は裏へのスピード、カットインからのシュートも強烈で、神谷凱をターゲットに、彼らの両サイドからの破壊力ある攻撃は、ぜひ見てみたい代物だ。小川を中央において、右に永藤歩(市立船橋高)、左に一美の3トップや、中央に大下翔(鹿児島実高)を置いた3トップも見てみたい。三宮捷(佐賀学園高)もここに入れたら、新たなリズムを生み出してくれそうだ。
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