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[クラブユース選手権(U-18)]大宮ユースが黒川の2発含む4発で快勝、悲願の初タイトルへ前進

ゲキサカ / 2015年7月26日 21時58分

[クラブユース選手権(U-18)]大宮ユースが黒川の2発含む4発で快勝、悲願の初タイトルへ前進

[7.26 日本クラブユース選手権(U-18)大会決勝T1回戦 川崎F U-18 1-4 大宮ユース 前橋総合]

 第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は26日にノックアウトステージの1回戦を行い、前橋総合公園陸上競技場の第2試合では、大宮アルディージャユース(埼玉)が4-1で川崎フロンターレU-18(神奈川)との関東勢対決を制して8強進出を決めた。

 青空の広がるピッチでキックオフを迎えたのは、午前11時半。公式記録に示された気温は38度を超えた。連戦の疲労、猛暑の前橋という条件とも戦わなければいけない一戦は、時として先制点が勝敗を大きく左右する。試合の立ち上がりは互角だったが、大宮が前半で一気に試合を決める破壊力を見せた。

 5分、左FW藤沼拓夢が縦に突破してクロスを送ると、ニアでFW川田拳登がつぶれた後、ファーサイドに走り込んだU-18日本代表MF黒川淳史が押し込んで先制点をマーク。さらに13分、中盤の競り合いをフォローした黒川がドリブルから利き足ではない左足のミドルシュートをたたき込んで2点目。19分には右FW松崎快のドリブルで生まれたこぼれ球を藤沼が拾い、右に流れながらゴール左へ突き刺して3点。そして26分、今度は最終ラインから右サイドで縦につなぐと、黒川がカットインをしながら得意のスルーパスを送り、前線で抜け出た川田がゴール。立て続けに4点を奪い、一気に勝敗を決した。

 川崎の今野章監督は「立ち上がりは悪くなく、攻撃も出来ていた。これは、行けるかなと思ったが、そこで右サイドをスコンとやられてしまった。あれでショックを受けて守備に連動性がなくなり、ポンポンとやられてしまった。1点目が大きかったし、その後の修正が間に合わなかったことがベンチワークも含めて課題。ようやくボールを持てるようになったと思ったときには、もう4点も決められていた」と肩を落とした。

 圧倒的な攻撃力を見せた大宮の中でも一際輝いたのが黒川だった。この大会が開幕する2日前まで参加していたU-17日本代表チームでは、U-17メキシコ代表戦と前半終了時点で試合中止となったU-17セルビア代表戦でゴール。意識して高めているという得点意欲が、この試合でも実った。特に2点目は完全に個人技によるもの。黒川は「ルーズボールを拾ってからシュートしか考えていなかった。代表でも点が取れているし、少しずつシュート意識は高められている。ああいうのを見せておくことで、相手を食いつかせて自分の良さであるパスも出せるようになる。右から左にカットインして左足のシュートは練習もしている。昔からシュートは左足の方がミートしやすいくらいで、左足も苦手意識はない」と話し、得点力に自信を持ち始めていることを明かした。パスによるチャンスメークには以前から定評があったが、最終学年を迎えて両足のシュートという大きな武器を手にしようとしている。

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