武藤弾で追いつくも1勝もできず…日本は東アジア杯初の最下位
ゲキサカ / 2015年8月10日 4時31分
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日本代表は9日、東アジア杯最終戦で中国代表と対戦し、1-1で引き分けた。前半10分に先制を許すと、同41分にMF武藤雄樹の今大会2得点目で同点に追いついたが、勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。2分1敗の日本は勝ち点2となり、史上初の未勝利&最下位という結果に終わった。
日本は5日の韓国戦(1-1)から先発6人を変更し、DF米倉恒貴、DF丹羽大輝、GK東口順昭が先発でA代表デビュー。米倉は左SB、丹羽は右SBに入った。FW川又堅碁、FW宇佐美貴史、武藤は2日の北朝鮮戦(1-2)以来、2試合ぶりの先発復帰。FW永井謙佑、MF山口蛍、DF森重真人、DF槙野智章、DF遠藤航の5人は今大会3試合連続のスタメンとなった。[スタメン&布陣はコチラ]
勝てば地元で優勝の決まる中国と、引き分け以下なら史上初の未勝利&最下位で大会を終えることになる日本。前半4分、武藤の右CKがファーサイドに流れ、宇佐美が右足ミドルで狙ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。
すると前半10分、ホームの後押しを受ける中国が先制する。右サイドのスローインからPA内でFWガオ・リンがキープ。MFウー・シーにつないでマイナスに落としたボールをFWウー・レイが右足ダイレクトで振り抜いた。シュートはブロックに入った丹羽に当たってコースが変化。必死に体を伸ばした東口も届かず、ゴール左隅に吸い込まれた。
完全アウェーの雰囲気の中、中国の勢いに押されて先制を許した日本。左SBで代表デビューの米倉が果敢な攻撃参加から相手PA内へ走り込むシーンをつくるが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。逆に前半27分には1本のロングパスでピンチを招き、ウー・レイに最終ラインの背後を取られたが、米倉が懸命に戻り、ウー・レイはシュートを打ち切れなかった。
1点ビハインドの展開が続く日本だったが、少ないチャンスを生かした。前半41分、槙野が高い位置まで持ち上がり、左サイドのスペースへスルーパス。オーバーラップしてきた米倉が左足ワンタッチでゴール前に折り返すと、走り込んだ武藤がスライディングしながら右足で押し込んだ。武藤はデビュー戦ゴールを決めた北朝鮮戦に続いて今大会2得点目。代表デビューから出場試合2戦連発は、前回大会でFW柿谷曜一朗が記録して以来、史上6人目の快挙となった。
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